理想のお客さまを決めましょう!1~3で
理想のお客さま像を具体的にイメージしていただきました。
(詳しくはコチラ)
さて、イメージできましたか?
初めてだと、なかなかうまくイメージできないものです。
例をあげてみますので、参考にしてみてくださいね。
【第1例】
40代男性、
家族は妻と子ども2人、
20代で結婚、30代で転職、子どもが生まれた。
福島県出身で、さいたま市のマンション住まい。
仕事は会社員、新卒で入社した会社から10年前に転職経験あり、
妻は保育士、
学生時代は、居酒屋でアルバイトしていた。
趣味は、交流会参加、読書、自転車、ビデオ撮影
好きな食べ物は、焼き鳥、刺身
好きなテレビ番組は、ドキュメンタリー、クイズ番組
好きな芸能人は女性アイドル
愛読書は、ビジネス雑誌、ビジネス書
映画や音楽は詳しくない。たまに、映画に子どもを連れて行くくらい。
夢は、アメリカのセミナーに参加すること。
子どもを留学させたい。
将来は、悠々自適な生活をしたい。
いかがですか?
では、次の例です。
【第2例】
40才の男性。
家族は、妻38歳、娘10歳(小学校5年生)、息子7歳(小学校2年生)
IT系企業会社員で広告関係の営業職。2年前に課長になった。
部下は10人、勤務先は池袋の本社。
出身は、福島県郡山市
実家は郡山駅から車で10分くらいの住宅地両親は実家で健在。
高校まで地元。公立進学校に通う。大学は、明治大学経営学部卒、
第一志望の早稲田大学に落ちて進学した。
学生時代のサークル活動の縁で現在の妻と知り合った。
妻は日本女子大学家政学部卒、高校は都内の私立女子高。
大学へは推薦で進学していた。
学生時代は、新宿の居酒屋でアルバイト。
4年生の時は、アルバイトのリーダー的存在になった。
大学卒業後、新卒で準大手証券会社に入社。
独身時代は会社の独身寮(板橋)住まい。
28歳で結婚と同時に、妻の実家に近い北浦和の賃貸マンションに転居。
会社が外資に身売りされたのをきっかけに、
10年前、30歳の時に退社してIT系企業に転職。SEとして勤務する。
同時期に娘が生まれ、仕事に家庭に奮闘する。
妻は、大学卒業後、自宅近くの公立保育所で保育士として就職し、
その後、子どもの産休期間をのぞいて、フルタイムで勤務している。
32歳の時、妹が29歳で地元の自営業者と結婚。
自分は実家を離れているが、妹が地元に残ってくれて良かった。
33歳の時、息子が誕生。
36歳の時、東北の震災が起こった。
しばらく実家と連絡が取れず、焦るが、両親、妹一家とも無事だった。
半年間ほど、当時の住まいに両親が避難してきた。
37歳の時、職種転換。SEから営業職に回る。
将来のことを色々考え始める。両親にも相談する。
実家の援助を受けて、マンション購入を決意する。
38歳の時北浦和に分譲マンションを35年ローンで購入する。
3LDK 75㎡。北浦和駅から徒歩15分くらい。
駅からは少し遠くなったが、子どもの通っている地元の小学校、
及び進学予定の中学校が近くて環境が良いので、子どものために決めた。
現在の趣味は、交流会に参加しての人脈づくり。
ビジネス書の読書。読書会にも積極的に参加してアウトプットしている。
若い頃から自転車が好きで、夏休みには自転車旅行をしていた。
いつか息子と自転車旅行に行きたい。
子どもが生まれてから、ビデオ撮影が趣味になった。
今では友人に撮影を頼まれることが多くなった。
好きな食べ物は、ラーメン。
若い頃から、おいしいと評判の店には、つい並んでしまう。
それから、焼き鳥、刺身等、居酒屋メニュー。
学生時代のアルバイトの居酒屋のまかないの味が忘れられない。
妻は仕事で忙しいので、あまり手の込んだものは作らないが、
特に不満はない。
好きなテレビ番組は、情熱大陸、プロジェクトX等、
成功者が出ているドキュメンタリーもの。
がっちりマンデー、カンブリア宮殿等の企業成功事例もの。
クイズ番組や情報番組も時間があれば見る。
映画はあまり行かないが、子どもと一緒に行くのはディズニー映画。
若い頃はテレビの音楽番組をよく見たが、今はあまり聴かない。
子どもの頃、おニャン子クラブが好きだった。
今は、AKB48。押しメンは大島優子。卒業発表で、ちょっと熱が冷めた。
結局、秋元康の戦略にハマっている。
好きな雑誌は、日経ビジネス、BIG TOMMOROW、
お金の特集が特に気になる。
好きな書籍ジャンルは、成功法則本。
「ユダヤ人大富豪の教え」「金持ち父さん貧乏父さん」
本田健さんのファン。著書は全部買っている。
将来の夢は、成功法則を学ぶこと。
アメリカの有名セミナーの合宿に行ってみたい。
不労所得を作れる仕組みを知りたい。
子ども2人を高校から海外留学させたい。
定年前に早期リタイアして、海外生活をしたい。
生活費が安くて日本人が暮らしやすいところ。
オーストラリア、マレーシア、台湾等を考えている。
いかがですか?
実はこの2例、同じ人をイメージしているのです。
しかしながら、かなりの情報量の差がありますよね。
具体的なお客さま像をイメージするのには
「どんな人なのか?」
「どんな価値観を持っているのか?」
というお客さまに関する情報が不可欠です。
これ、恋愛に置き換えて考えるとわかりやすいんですよ。
気になる相手をデートに誘う時や、プレゼントを贈りたい時、
相手がどんな趣味を持っているのか、何が好きなのか、
徹底的にリサーチしたり、想像しますよね。
考え方と、やっていただく作業としては、あれと同じです。
あなたの理想のたった1人のお客さま、
あなたの理想のたった1人の恋人と同じように
イメージしてみてください。
次回更新では、【第2例】のイメージをもとに、
さらにお客さまのイメージを膨らませて、
お客さまの抱えているお悩み、問題に切り込んでいきます!