3人の石切り職人の話、ご存知でしょうか?
ドラッカーの書籍でも紹介されているので、ご覧になったことがあるかもしれませんね。
こんなお話です。
教会の建設地で、仕事をしている3人の石切り職人がいた。
道行く人が、石切り職人たちに、何をしているのかと聞いたところ…。
第一の職人は、「これで暮らしを立てているのさ」と答えた。
第二の職人は、手を休めず、
「国中でいちばん上手な石切りの仕事をしているのさ」と答えた。
第三の職人は、その目を輝かせ夢見心地で空を見あげながら
「教会をつくっているのさ」と答えた。
このお話には、こんな解説がつきます。
「暮らしを立てている」と答えた第一の職人にとって仕事とは?
生きるために必要なことである。仕事で何を得ようとしているかを知っており、事実それを得ている。
「石切りの仕事をしている」と答えた第二の職人にとって仕事とは?
作業である。作業には、熟練した専門能力は不可欠である。しかしスペシャリストは、単なる作業をしているのに過ぎなくても、重大なことをしていると錯覚しがちである。
「教会を建てている」と答えた第三の職人にとって仕事とは?
ビジョン、ミッションである。
第一の職人、第二の職人にとって仕事とは?
与えられた仕事をして、給料をもらうことである。彼らにとっては、教会が建っても建たなくても、給料さえもらえればそれでいい。
第三の職人にとって仕事とは? 教会を建てることである。
教会が建たなければ、意味がない。
あなたにとって、仕事とは何ですか?
このお話、わたしも今までにセミナーで紹介したことがあります。
そうだよね、その通りだよね。
……と、頭では理解しても、自分の場合に置き換えた時、第一の職人や第二の職人のような答え方をしていること、ありませんか?
ちょっと視点を変えて考えてみましょう。
初対面の方に「あなたの仕事はなんですか?」と聞いた場合、
なんと答えてもらうとその方のお仕事のイメージが湧いて「もっと聞きたい!」となりやすいですか?
心理セラピストの方であれば、
A・心理セラピストをしています。
B・お客さまのお悩みを解決するお手伝いをしています。
C・能力ある人が心に抱えているお悩みを解決して、社会に貢献できるようにサポートしています。
マクロビ料理教室の講師の方であれば、
A・マクロビ料理教室の講師をしています。
B・自然食材を使った食事の作り方をお教えして、お客さまとご家族の健康のお手伝いをしています。
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写真出典はコチラ (写真と内容は関係ありません。)
いかがですか?
あなたが一番興味を持った答え方を、あなたの仕事をお客さまに伝える時にやってみてください。
きっと興味を持ってもらえますよ!