Facebookって、難しいよね。
……なんて、もしあなたが思っていらっしゃるのであれば、ちょっと読んでいただけると嬉しいです。(それ以外の方は、スルーしてください。)
だって、わたしも思っていましたから。
「Facebookって、難しい。」
Facebook疲れって、どうして起こるの?
今や「ビジネスやってるんだったら、Facebookやっているのは当たり前」と言われる時代、Facebookを活用することは、ビジネス構築の基本プラットフォームになりつつあります。
ただ「Facebook依存」とか「Facebook疲れ」とか、いろいろ言われたりしているのも事実です。
なんでこんな風になってしまうんでしょうね。
わたしがFacebookを始めたのが2011年の11月頃です。もう、3年半くらいになりますね。その間、自分の立場が変わったこともあり、使い方も変化しました。
特に、会社を辞めて独立したい!と思い始めてから、積極的にFacebookを活用することによって、大きく道が開けたのは事実です。(この話は、ブログ記事わたしに新しい世界を見せてくれたFacebookで詳しくお伝えしています。)
ですが、何度となく「Facebookから逃れたい」と思った瞬間があったことも事実です。
顔も見たこともない全く知らない方からの突然の友達申請、「スパムコメント」攻撃、コピペ当たり前の「あいさつ運動」(←って、言うのかな?)投稿文章を読んでもいない人からの妙なコメント、これってどうやって返せばいいの? 等等。
……。きりがないので、このへんでやめときます。(笑)
全然知らない人からのよくわからないコメントばかりのタイムラインを見て、わたしは思いました。
「これって、どういう世界なんだろう? わたしは、バーチャルの中で生きているの?」
数日間、長ければ1週間以上も投稿を休み、お友達から「どうしたの?」とメッセージをもらったことも何度となくあります。そんな時は、かえってなかなか気持ちがアガらなかったものです。
これが、ソーシャル疲れ、だったんでしょうね。
所詮、ツールなんだから。
何度も「疲れて復活して」を繰り返したわたしが、今思うのは「所詮、Facebookはツール」ということです。
ツールのひとつなのですから、今、仮にFacebook社が倒産して、Facebookのサーバが閉鎖されても、別にわたしたちは死にません。(笑)
きっと、次にメジャーになるSNSが生まれて、必要とする人、活用したい人が集まるのだろうと思います。日本において、SNSの主流がいつの間にかmixiからFacebookに移り変わったように。
わたしはmixiを使ったことはありませんでしたが、ちゃんと生活できていました。(笑)
今、日本のFacebook人口は2000万人くらいだそうですから、大多数の日本人はFacebookなしで過ごしています。
自分がFacebookコミュニティにどっぷり浸かっていると、それが当たり前に思えるものですが、日本全体から見たら、まだマイノリティなんですね。
ツールとは、生活を豊かにするための手段なのですから、自分にとって役に立つ、使いやすいものを選んで使えばいいのです。
例えば、日常の移動手段として、電車を選ぶ人も、車を選ぶ人も、自転車を選ぶ人もいます。同じ行き先に行くのに公共交通機関というツールを選ぶのでも、新幹線を選ぶ人も、在来線を選ぶ人も、バスを選ぶ人もいる、ということです。
コミュニケーション、難しいよね。
SNSは難しいのはなぜかというと、SNSはコミュニケーションツールだからです。
とりわけFacebookが難しいのは、「実名登録」を基本とした、「顔が見えるコミュニケーションツール」だからです。
つまり、SNS、Facebookを難しいと感じているというのは、コミュニケーションが難しいと感じている、ということなのです。
こう考えれば、至極普通ではありませんか?
コミュニケーションって、難しいですよね。書店に行くと「コミュニケーション本」が花盛りですし、セミナーも通信講座も、いろいろあります。
人が生きていく以上、誰かとコミュニケーションをとらないことには社会的生活を送ることはできません。
生きていく基本スキルともいうべき、コミュニケーション。
なのに、本当に難しいですよね。
改めて言うのもなんですが、実名登録で、リアルとネットを融合した形で進んでいくのがFacebook上での交流というか、コミュニケーションです。
「コミュニケーション、苦手だな」と思う人にとってFacebookが難しいのは当たり前なんです。リアルと違ってネットだからというのは、関係ありません。
ここまで考えて、わたしも腑に落ちました。
わたし、社交辞令が苦手です。多くの方との人間関係を広く浅く保っていくのも苦手です。自分から人を誘ったりするのも苦手です。
反面、自分を頼ってくれる人との関係はきちんと保ちたいと思っていますし、同じ趣味や同じ夢や目標を持っている人との時間を大切にしたいです。
リアルのわたしがFacebookに反映されているとしたら、わたしがなぜ「疲れた」のか、説明がつきます。
わたしは会ったこともない人とFacebook上だけで「友達」になるというのは苦手です。会ったこともない方のコピペのコメントも、それに対して返事するのも苦手です。お友達、全然いないのはイヤだけど、顔も見たことない、よくわからない人と無理やり5,000人も友達になろうとは思いません。
あ〜、言っちゃった。
それでもFacebookを使う理由はあります。
ただ、誤解のないようにお伝えしたいのですが、わたしにはFacebookでの交流から始まったお友達が何人もいます。大切なお友達です。
なぜ、大切だと思うのか?
それは、きっかけがFacebookだっただけで、知り合った後、実際に顔を合わせて「本当のお友達」になったからです。
Facebookをコミュニケーションツールと捉えるのであれば、Facebookから始まったお友達は「いつか会う未来のお友達リスト」と考えると、しっくりきますね。
いつか会いたいと思う、お友達になりたいと思う、そんな人と実際に会って顔を合わせる機会を作ってくれる。Facebookは、そんな魔法のツールです。
つい最近も、そんなご縁をいただきました。Hさんという、随分前から一方的に存じ上げていたのですが、実際に合うなんて考えたこともなかった方と、来月あたりお会いできることになりそうです!!
それは、わたしのリアルの知り合いのAさんがHさんと一緒に映っている写真をFacebookで見かけたことがきっかけでした。
これぞ、Facebookがあったからこそ、そしてFacebookを通じたコミュニケーションの中にわたしが身を置いていたからです。感謝感謝です!!
あなたは、今でも思っていらっしゃいますか?
Facebookって、難しいよね。
わたしはこう思います。
「Facebookって、難しい。でも、Facebookのおかげで、思いがけずご縁がつながったりすると、本当に嬉しい! だから……、今はやめられないかな。」
今は、この境地です。