最近、本当にわかってきたかもしれません。
一見、同じ行動を取っても、
確実に成果を出すことができる人とできない人がいるのはなぜかという、
その理由が。
どちらも一生懸命やっていることに変わりはありません。
行動に手を抜いているわけでもないのです。
でも、結果は明らかに違うのです。
なぜ、成果が出なかったのか?を考えてみましょう。
偶然、たまたま、運が良かった悪かった、等々。
思い当たる理由はいくらでも考えられます。
でも、明らかに異なる成果をもたらした要因はあるのです。
運や偶然も、もちろん作用しています。
でも、運や偶然を引き寄せたのも、すべて自分の行動が源なのです。
何も考えないで、何もしないで、
偶然、幸運が転がり込んでくるなんてことは、万に一つもありません。
幸運をつかむことができる人は、必ず、努力をしています。
自分と自分の周りを常に俯瞰し客観的に観察し、
わずかな変化にも気づける感受性を磨き、
幸運の神様が自分の目の前を通り過ぎる、その一瞬のタイミングを逃さないように、
ぱっと後ろ髪をつかむことができるように、必ず努力をしているのです。
「わたしなんて、何もしていない。幸運だった」と、
その人が本気で言っているのなら、
日々の観察と努力が当たり前として習慣化されているだけのことです。
人はみんな一生懸命生きています。
人は生きているだけで価値があります。
でも、求めるものを得ることができる人とできない人がいるのは事実です。
成果を出すことができる人とできない人がいるのも事実です。
その差を分けているのは、ほんのわずかの違いでしかないのです。
その違いは、
なりたい自分の姿を、明確にイメージできているかどうか、
これに尽きるのです。
例えば、42.195km、マラソンランナーが一生懸命走り続けたとしても、
ゴールの場所がわからなければ決してゴールできません。
ゴールテープを切ることができなければ、
走り続けたことは事実なのに、「達成できた」と解釈することができないのです。
とても……。もったいないことです。
なりたい自分、ゴールの姿が見えていなければ、
そこに到達することはできないのです。
だから、イメージする力。
妄想力が大切なのです。
妄想力とは、まだ、到達していない世界をイメージする力です。
到達した後、自分がどうなっているのか、ワクワクしながら想像する力です。
そうなった自分の姿をイメージすることで、夢を実現した人をわたしたちは何人も知っています。
甲子園で優勝した野球選手。
オリンピックで金メダルを穫ったスポーツ選手。
紅白歌合戦に出場した歌手。
日本武道館の舞台に立ったアーティスト。
内村航平選手
アンジェラ・アキさん
2012年、AKB総選挙で1位になった大島優子さんが
こんなことを言っていたことを、わたしは覚えています。
「この景色を見たかった」
彼女が一番に欲しかったものは、1位の称号&栄光、
自分がセンターとして歌う新曲ではなく、
あのステージから見る景色だったのです。
見たかった景色を明確にイメージしていたから、彼女はあの舞台に立てたのです。
他のメンバーと同じ舞台なのに、前年、2位で立ったのと同じ舞台なのに、
1位になった彼女にだけ舞台から見えた景色が違ったのです。
自分の求めるステージに立った人だけが見ることができる景色、
あなたも見たくありませんか?