まだ実績のない人が、インターネットの世界でお客さまに求められる存在になるためには、何ができたらいいのでしょうか。
わたしが考えるに、
1.ライティング力
2.顧客に求められる情報を提供する力
3.ブランディング力
この3つが必要ではないかと思います。
なぜ、そう思うのか? 「今年活躍中の若手女性タレント」の事例をもとに、その理由をお話しします。
芸能人は、究極の個人起業家!
芸能人は、自分を商品として売る究極の個人起業家!
という持論のもと、日々、研究を怠らないわたしですが、さすがに全ジャンルの情報を網羅……。とまでは、なかなかいきません。
ここ最近の研究対象は、ジャニーズにかなり偏っていたことをお許しください。m(__)m
7月の新番組もそろそろ出揃い、「上半期◯◯」といったランキングもいろいろ発表されていますので、これからブレイクしそうな人をチェックしてみました。
なるほど、「最近、露出が増えてるな〜」と、ちょっと気になっていた若手女性タレントが3人いるのですが、きっちり結果を残して注目を集めているようです。
なぜ、彼女たちはウケているのか? 共通点がありました。
2015年上期、注目の若手女性タレント!
わたしが気になっているのは、小島瑠璃子さん、松岡茉優さん、清水富美加さんの3人です。
まずは、今年の上半期、「タレント番組出演本数ランキング」で、2015上半期女性部門で1位だったこの方から。
小島瑠璃子さん
2009年、第34回ホリプロタレントスカウトキャラバンで、3万3910人の中からグランプリを受賞してデビュー。現在は「ヒルナンデス」水曜日、「サタデープラス」などにレギュラー出演中。活躍の場は、主にテレビのバラエティ番組、スポーツ番組です。
小島瑠璃子さんは、今年の上半期226本の番組に出演し、「タレント番組出演本数ランキング」で、2015上半期女性部門で1位でした。2013年は年間7位、2014年は年間2位で、今年は初の年間1位も狙えそうです。
こんなに売れっ子なのに、小島瑠璃子さんは「給料制なので、普通のOLさんくらいしかもらっていない」と素直にぶっちゃけてしまうほどのサービス精神の持ち主とは、さすがですね。
その小島瑠璃子さんが、名指しで「怯えています」と言うほどの勢いがあるのがこの方。
松岡茉優さん
スカウトされた妹さんに付き添って事務所に行ったところ、「お姉ちゃんもやってみる?」と、スカウトされてデビュー。(妹さんはすでに引退しているそうです。)
松岡茉優さんを一躍有名にしたのは朝ドラ「あまちゃん」です。劇中のアイドルグループGMT47のメンバーとして出演しました。
女優活動も順調な松岡茉優さんですが、彼女の持ち味は何と言っても、バラエティ番組で見せる切れ味鋭いトーク力です。
わたしが彼女を初めて認識したのは深夜帯のバラエティ番組「うつけもん」でのMCです。それまで見たことのなかった若い女の子(=松岡茉優さん)が、芸人さん相手にズバズバ仕切っているのを見て「この子、何〜??」とびっくりしました。
その後の活躍ぶりを見ると、それまでさほど実績のなかった松岡茉優さんをMCに抜擢したスタッフの方の眼力は大したものですね。
松岡茉優さんと同じように「朝ドラの脇役」で注目を集めているのが、この方です。
清水富美加さん
2008年「レプロガールズオーディション2008」グッドキャラクター賞を受賞し、デビュー。
女子小中学生向けファッション雑誌「ラブベリー」の専属モデルをつとめながら、女優としては「仮面ライダーフォーゼ」に出演し、オタク男子たちから熱い支持を集めました。
現在は、朝ドラの「まれ」に出演中で、主演の土屋太鳳さんをも「喰ってしまう」と言われるほどの演技を見せてくれています。また、バラエティ番組のゲスト出演も増えてきています。
清水富美加さんは「笑顔&動いている姿」になんとも言えない魅力があります。現在のところ、バラエティ番組のレギュラーはないようですが、いずれバラエティに本格参戦してくるのではないかと予想しています。
若手が、ベテラン&先輩と伍していくためには……!
映画やテレビドラマメインで活躍している若手女優の方であれば、「(年齢的に・雰囲気的に)役のイメージに合っている」「可愛い」「演技力がある」といったカタチで評価されるでしょうが、バラエティタレントの場合はそうはいきません。
同じフィールドでしのぎを削っている年齢的にキャリア的にも上をいっているタレントは星の数ほどいますので、「若い」「可愛い」だけではつとまりません。
それでも、小島瑠璃子さん、松岡茉優さん、清水富美加さんが、並み居る先輩たちを押しのけて起用されるのは、なぜなのでしょうか?
わたしが思うに……。
彼女たちには、バラエティ番組に欠かせない3つの力を感じます。
1.トーク力
2.サービス精神
3.ほどよい自己開示
若い女性タレントと言えども、バラエティの世界で自分のポジションを築いていこうとするならば、この3つは絶対必要です。
言い換えると、この3つを持っている人は、バラエティの世界で、それなりの地位を築いていますよね。
彼女たちの先輩格で言うと、関根麻里さん、ベッキーさん、ローラさん、鈴木奈々さん、もう少しベテランの方だと、大久保佳代子さん、いとうあさこさん、女優出身の方で最近めきめきとバラエティでの露出が増えている木村佳乃さん、吉田羊さんといった方々です。
置き換えてみると、よくわかる!
起業家の世界に置き換えてみます。
例えばインターネットの世界でこの3つの力を表現してみると、
1.トーク力=伝える力→ライティング力
2.サービス精神=お客さま視点の行動→顧客に求められる情報を提供する力
3.ほどよい自己開示=ほどよく自分を見せる→ブランディング力
こんなふうになりますね。
なるほど。
見てくれの可愛さ(ブログやサイトのデザインがカッコイイ)や演技力(自分を良く見せるように演じる)ことも、もちろんできた方がいいです。
でも、変化の激しい今の時代、並み居る先輩起業家や稼いでいる起業家に伍していくためには、この辺りを突破口にしたほうがよさそうですね。
さあ、あなたはどの力を自分の武器にしますか?