たとえ、最下位(ビリ)でも、誰かの一番になれる。
幸せになりたいのなら、自分に素直になること、無理しないこと。
本当の自分を大切にすることを選択しさえすれば、たった一人の大切な人の役に立つ自分になれるんです。
たった一人のお客さまをどのように絞り込んだらいいのか? ビジネスのポジショニングをどのように絞り込んだら自分の強みを発揮できるのか?
こんなことにお悩みでしたら、この先は、ぜひ、ご自身に置き換えてお読みください。
自分の居場所はどこ? 保田圭さんの悩み
ご覧になりましたか? しくじり先生 俺みたいになるな!!
今日のしくじり先生の保田圭さん、素晴らしかったです。保田圭さん、モー娘。OGの中では、目下トップクラスの露出ですよね。
保田圭さんと言えば、ご存知「元モーニング娘。」第2期メンバーです。1998年〜2003年まで約5年間、モー娘。第1次ピーク時とも言える時期に在籍されました。
保田圭さん在籍時のモー娘。は「LOVEマシーン」や「抱いてHOLD ON ME」「恋愛レボリューション21」等、今でも歌い継がれているヒット曲を連発、レギュラー番組も何本も抱えていた時期でした。
そんなモー娘。黄金時代をメンバーとして過ごした保田圭さん、何が「しくじり」なの? と思いますよね。
実は、保田圭さんは「身の丈に合わないグループに入ってしまった」ため、グループ内で自分の居場所を見つけられずにとても辛い思いをしたということなのです。
どういうことだったのでしょうか?
「モー娘。最下位」保田圭さんが見つけた一筋の光
保田圭さんが自分で「しくじりポイント」としてあげたことと、同じしくじりをしないようにと伝えてくれたアドバイスについて、3つにまとめました。
1.モー娘。時代
自分のなりたい、めざすキャラが自分に合っているとは限らない。無理なくできる、自分の強みを活かせるキャラが必ずある。
保田圭さんの憧れは「安室奈美恵さん」だったそうです。生き方もカッコイイ、歌とダンスで魅せるクールキャラになろうとしたそうです。
ところが、この路線の保田さん、周りの人の目には「暗い」と映ってしまったのです。
「他のメンバーほど自分は可愛くない」と悟ってしまった保田圭さん、ファンからもスタッフからも支持されず、モー娘。内での序列は「最下位」。自分の立ち位置をなかなか見つけることができませんでした。
なんとかしなければと考えた保田圭さんが、次に取った行動は「ガツガツ自分を売り込む」でした。
あなたはもうご存知ですよね。「売れるためには、ガツガツ自分を売り込んではいけない」ということを。
保田圭さんはこのロジックに気がつかずに、間違ったやり方でがんばってしまっていたのです。
そもそも、保田圭さんが自分に合わないキャラになろうとしたことに無理があり、なおかつ、売れたいと思うための行動が間違っていました。
保田圭さんがこの無限迷宮から抜け出すことができたのは「アイドルを”演じる”ことをやめた」からだそうです。
誰からも愛され、可愛がられることを求めるアイドル像を捨てて、保田圭さんが得たのは「オチ要員」の立ち位置です。いじられて笑われることで自分の存在価値を見出したのです。
保田圭さんこそ、初めての「いじられキャラ」の女性アイドルになったのです。
2.モー娘。卒業後
見つけたはずの居場所が、思いもよらない足枷になるが、折れずに信じた道を進み続けた結果、幸せを掴んだ。
保田圭さんは、モー娘。卒業後、婚活を始めたそうですが、これが想像以上のイバラの道だったそうです。
「モー娘。のいじられキャラ」「モー娘。の中で最下位でオチ要員」は、仕事面ではプラスに働いても、このイメージが邪魔をして、プライベート面では「女性として扱われる」「恋愛対象として見られる」ということが皆無だったそうです。
しかし、保田圭さんはへこたれない! 決して折れることなく「結婚したい!」という気持ちを持ち続けて行動した結果、見事、素敵なご主人と出会って結婚するに至ったのです。
モー娘。在籍時の序列では最下位だった保田圭さんが、公私ともにとても充実して幸せを掴んでいるというこの事実、人生はうまくプラマイゼロになるようにできているという他ありませんね。
3.「居場所がないと悩む人」に向けてのメッセージ
最下位(ビリ)の自分でもきっと誰かの一番になれる
ないものねだりを辞めて、無理することを辞めて、諦めることも辞めて、自分に素直になった結果、
保田圭さんは自分にしかできないことを見つけ、自分の居場所を見つけました。
その結果「すごく自信が湧いてくる」ことを実感したそうです。
自分の居場所を見つけて、見えた境地
とにかく、諦めない。自分を信じる。
保田圭さんが伝えてくれたことは、この二点につきます。
保田圭さんは、自分と同じような境遇にある人の例として
可愛い子グループの中で浮いている女子
背伸びしてセレブ妻の中で苦労している人
職場や学校で孤独を感じている人
をあげています。
他の人の物差しに合わせるのではなく、自分の軸をしっかり持って、自分の基準でモノを考えることの大切さを、保田圭さんは教えてくれました。
たとえ、最下位(ビリ)でも、誰かの一番になれる。
幸せになりたいのなら、自分に素直になること、無理しないこと。
本当の自分を大切にすることを選択しさえすれば、たった一人の大切な人の役に立つ自分になれるんですね。
つまり……。
自分の軸をしっかり持って、自分が無理なくできることを大切にすれば、たった一人のお客さまに選ばれる自分になれるのです。