浅田真央ちゃん、今まで本当にお疲れ様でした。たくさんの夢と勇気をくれてありがとう。これからの人生、あなたがどんな選択をしても、応援し続けます。
「浅田真央ちゃん、引退」のニュースを聞いて。
昨日の夜、突然のニュースに驚きました。
先日の世界選手権の結果により、平昌五輪のフィギュアスケート女子シングルの日本出場枠が「2」となり、激しい代表争いが予想されていましたが、浅田真央ちゃんは、今、このタイミングで引退をしました。
常に自分を追い込んでがんばり続けた真央ちゃん、今、「引退」という形で、がんばることをやめました。とても勇気がいったことだと思います。
2005-2006シーズン、15歳で出場したグランプリファイナルで優勝、全日本選手権でも2位に入り、鮮烈なシニアデビューを飾った真央ちゃん、「トリプルアクセル」を軽々と跳ぶ姿には、度肝を抜かれたものでした。
あれから10年以上が経ちました。真央ちゃんは、二度、オリンピックに出場しましたが、金メダルを獲ることはできませんでした。
もっとよい結果が欲しい、納得のいくスケートをしたい、という想いが真央ちゃんを支えていたのではないかと思いますが、ここまでがんばり続けるなんて、誰にでも真似のできることではありません。
これから先、真央ちゃんがどんな人生を選択していくのか、見守って、これからも応援し続けたいなと思います。
真央ちゃんに伝えたい気持ち、それは。
今回、ブログで真央ちゃんのことを書こうと思ったのは、こんなネットニュースを見たのがきっかけでした。
浅田真央の引退にねぎらいの言葉相次ぐ 本田武史氏「最高の選手だった」
引退・真央に各界から感謝とねぎらいの声が相次ぐ「めちゃ×2悲しい」
わたしは「そうか、真央ちゃんにはみんなねぎらいの言葉をかけているんだ。」と思いました。
真央ちゃんが今までどれだけ努力を重ねてきたか、みんなが知っています。
彼女の選択に対して、わたしたちがあれこれ言うことは何もありません。真央ちゃんの決めたことを尊重し、これからの人生を応援するだけです。
伝えたいのは「お疲れ様でした。よく今までがんばってくれました。ありがとう。」という気持ちだけですよね。
わたしは思いました。「これこそが、ねぎらいだ」と。
「ねぎらい」の意味
「ねぎらい」「ねぎらう」とは、どういう意味でしょうか。
似ている言葉に「ほめる」がありますが、「ほめる」と「ねぎらう」は違う意味合いがあります。しかしながら、これをうまく伝えるのは、なかなか難しいことです。
わかりやすく、先に「ほめる」についてお伝えしますと、「ほめる」とは、「人のしたこと・行いをすぐれていると評価して、そのことを言う。たたえる。」という意味です。
例えば「◯◯大会で優勝したのをほめる」「テストで100点をとったのをほめる」「上司が大きな契約をとった部下をほめる」といった使い方になります。
では、「ねぎらう」とはどういう意味かというと、これは「労苦や骨折りを慰め、感謝する事。」となります。
「◯◯大会に出場したのをねぎらう」「テストのために毎日遅くまで勉強したのをねぎらう」「契約をとるために毎日外回りを続ける部下をねぎらう」という感じになりますね。
ずっとがんばってきてくれた真央ちゃん、今までの成績やメダルの数なんて、もう関係ありません。
フィギュアスケートに真摯に向き合ってきた真央ちゃんに対して伝えたい気持ちこそが「ねぎらい」なんです。
改めて、今伝えたい「ねぎらい」
ねぎらい学アカデミー主宰の兼重日奈子先生は、こんな風に言っています。
「がんばっていない人はいない。みんな、それぞれの立場でがんばってくれている。だから、あなたが今そこにいてくれることに感謝して、ねぎらいたい。」
改めて、伝えたいです。
浅田真央ちゃん、今まで本当にお疲れ様でした。たくさんの夢と勇気をくれてありがとう。これからの人生、あなたがどんな選択をしても、応援し続けます。
真央ちゃんと同じく、がんばってきたあなたにも伝えたいです。
本当にお疲れさまです。大切なあなたの人生、どんな未来に向かって進んでいくとしても、あなたの選択を応援し続けます。