パーソナルビジネスプランナー 都築 志摩です。
わたしのところにビジネスのご相談にお越しいただいている方には、
まずたった1人のお客さま(=ペルソナ像)について伺っています。
これは、
ペルソナと呼ばれる、たった1人の架空のユーザーを設定し、
ペルソナを満足させるように、
商品やサービスを設計するマーケティング手法。
ペルソナを考える際には、氏名や年齢、性別、家族構成、住所、職業、年収、
価値観やライフスタイル等、できるだけ細かく設定することが必要。
という、ペルソナマーケティングの考え方に基づくものです。
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例えば「理想のお客さまはどんな方ですか?」といったカタチで伺うのですが、
まず、最初にその方の年齢を決めるという時点で戸惑われる方が多いです。
ペルソナ像は、個人が特定できるレベルまで絞り込んでいきますので、
年齢も「◯◯才」まで絞ります。
ですが、年齢を決める際には、ちょっとご注意いただきたいことがあります。
自分と異なる世代の方をペルソナ像に想定される場合、
「世代像」についても考えていただきたいのです。
「世代」というのは、例えば
団塊の世代 1947~1949年生まれ(2014年時点で67~65歳)
新人類 1961年~1970年生まれ(2014年時点で53~44歳)
団塊ジュニア 1971年~1974年生まれ(2014年時点で43~40歳)
ポスト団塊ジュニア 1975年~1979年生まれ(2014年時点で39~35歳)
ゆとり世代 1987年以降生まれ(2014年時点で27歳~)
といった言葉で代表されるもの…と申し上げれば、イメージしやすいでしょうか。
例えば、同じ30歳でも、
団塊の世代に属している方が30歳だったころと、
今の30歳では、過ごしてきた時代(社会情勢等)が異なるので、
当然価値観が異なります。
みんな、同じ年!!
世代によって、進学率、結婚する年齢、最初の子どもが生まれる年齢等にも
かなりの違いがありますので、
あなたの提供する商品・サービスのユーザーとして
無理のない像になっているのか?
検討が必要です。
イメージしているペルソナ像と
同年齢の有名人(芸能人やスポーツ選手、文化人等)
をイメージして考えてみるのも良いと思います。
ペルソナ像は、あくまでも架空のお客さまで構わないので、
わからないところは想像で構いません。
ただ、この想像がうまくできない方が、たまにいらっしゃいます。
その場合、「わからない」で済ませるのではなくて、
ここは、リサーチしてでも、何か決めていただきたいんですね。
どんな商品・サービスでも、お客さまの価値観、
ご希望に合っていないものは受け入れられません。
自分の理想とするお客さまに、自分の提供したい商品・サービスは
必要とされる可能性のあるものなのか?
ココ、とても大切です。ぜひリサーチしてください。
ドラマや映画のキャラクター像を作り上げるようなイメージで
考えていただくと、わかりやすいかもしれません。
さて、ペルソナ像が決まったら、
次のプロセスに行きます。