パートナーとして生きていきたい相手に何を求めますか?
どんな未来を創造したいか、そのゴールイメージを共有できるか、ではないでしょうか。
わたしが会社を辞めたきっかけ
2012年1月のわたし。太宰府天満宮にて。
わたしが25年勤めた会社を辞めてから、まもなく4年が経とうとしています。
実は会社を辞めたいという考えは、その数年前から浮かんでは消え、浮かんでは消え、していました。ただ、辞めたとして何をどうすればいいのか、全く見当がつかなかったので、仕事を続けながらも、悶々とした日々を過ごしていたのです。
「あれ、わたし会社辞めてもイケるんじゃないの?」と思ったきっかけは、福岡に赴任していた2011年の12月、とあるセミナーでYさんという女性と知り合ったことに始まります。
Yさんとは、セミナーで仲良くなり、たまたま家が近所だったので、それから時々食事をしたりお茶をするようになりました。
知り合って数ヶ月後、Yさんにこんなことを聞かれました。
「都築さんは、将来どうしたいの? 今の会社を続けるの? 他の仕事をしてみる気持ちはないの?」
思いもかけなかったことを聞かれて、わたしは答えられませんでした。
「会社を辞めたい」と何となく思っていたものの、「何をしたいか」など、考えてもいなかったからです。
Yさんは続けました。
「もし、都築さんにその気があるんだったら、わたしの仕事を手伝ってほしいんだけど。」
驚きでした。Yさんがご自身でビジネスをしていることは知ってはいましたが、具体的なことは何も知りませんでしたし、Yさんも、わたしの仕事をそれほどわかっていらっしゃるとは思えませんでした。
ただ……。こんな風にYさんが声をかけてくれたのは、わたしの何かがYさんのアンテナに引っかかったということですよね。
わたしは、会社以外にも、自分を必要としてくれる場があるということに初めて気づきました。そして、そういう世界を見てみたいという気持ちがフツフツと湧いてくるのを感じました。
その後まもなく、わたしは東京に異動になりました。
約8ヶ月の勤務後、会社を辞めて、現在に至ります。
真の意味での、自立とは。
会社を辞めて独立した、開業届を出して個人事業主になった、ということと「自立した」ということは、全くもってイコールではありません。
「自立したい」と、会社を辞める人はいると思います。かく言うわたしがそうでした。
ただ、本当の意味で、自立するというのはどういうことなのか、当時のわたしはわかっていませんでした。
わたしが会社を辞めたきっかけは、先に挙げた福岡での出会いが大きかったです。
ただ、当時のわたしは、「Yさんがなにか道を示してくれるのかな〜、乗っかればうまくいくのかな〜」と思っていました。
ところが、諸般の事情で「Yさんと一緒に」という道はなくなったので、わたしは自分で道を作らないといけなくなりました。
「◯◯すれは、稼げる」
「めざせ、年収◯◯万円」
独立するということは、稼げないといけないと思ったので、ビジネス関連のセミナーをはしごしました。おかげで、この手の話は耳にタコができるほど聞きました。
今は、わかります。
こんな行動繰り返したって、何も自立なんてできません。たとえ稼げたとしても、それはまぐれか奇跡です。
自立しているからこそ、一緒にやったほうがいい理由
自立とは、自ら立つことです。
誰かの話に惑わされたり、誰かに依存することなく、自分が一番お役に立てるお客さまのために何ができるかを真剣に考えて、全力でやることです。
だから、会社にいたって、自立している人はちゃんといるはずです。(このことに気づかないで、わたしは会社をあっさり辞めてしまいました。笑)
自立について考えるプロセスで、もし、志を同じくする人に出会ったのであれば、是非とも一緒にやったほうが良いと思います。
「自分のやりたいことは、自分でやらないと!」と、肩ひじ張らなくて大丈夫です。
なぜなら、自分ひとりではできないことも、かけ算パワーでできるようになりますし、目標を早く達成できるから、たくさんのお客さまのお役に立てます。
志を同じくして、未来を共有できるパートナーは、得難いものです。一番大切にしたい出会いです。
未来を共有できるパートナーと歩みたい
パートナーとして生きていきたい相手に何を求めますか?
大切なのは、過去の経歴や今の立ち位置ではありませんよね。
どんな未来を創造したいか、そのゴールイメージを共有できるか、ではないでしょうか。
わたしは、お互いの価値観に共感できて、ゴールイメージを共有できる人と共に歩みたいなと思っています。