早速ですが、クイズです。
この方々には、ある共通点があります。いったい何でしょう?
前田敦子
きゃりーぱみゅぱみゅ
千原ジュニア
タモリ
答えは、人見知り。
え〜っ!?
驚いちゃいますよね。31年6ヶ月も「笑っていいとも」の司会を続けて、多くの芸能人と交友が深そうなタモリさんまで、人見知りなんて。
タモリさんは、人見知りのことを「神様が与えた最高の才能だ」と言っていたそうです。
「人見知りは『俺が今、こうやったら相手がこう思っちゃうだろうな』とか『こんなことを言って、変なふうに思われたら嫌だな』っていうのを考え過ぎてしまって、行動に移せない」と分析していたそうですね。
人の気持ちを常に考えて先読みする人見知りの特性が、「お客さんの気持ちを楽しく豊かにするには、自分はどうすればいいのか?常にそう考えながら行動できる」という、芸能人としてなくてはならない要素に転換できるというわけです。
確かに……。芸能人は、ただ「好きだから」「才能があるから」「やりたいから」では務まりません。
「好きだからやっている。」いいですよね、歌でも楽器でも芝居でもダンスでも。それで売れたらいいですけど、現実は難しいものです。
自分の好きなものを追求し続ける人生、理想です。
でも、そこにお客さんの姿がなければ、おそらく「売れる」ことはないでしょう。(世の中には、そうやって好きなものを続けている人は多いですよね。悪いことではありませんが。)
「お客さんは何を求めているのか? どうすれば見る人聞く人が喜んでくれるのか?」と考えながら動くというのが、売れる芸能人になるためのたった一つの秘訣ではないかと、わたしも思います。
これは、お客さまに選ばれる人、売れる人になるための必須の条件でもあります。
人見知り、悪くないです。全然OK!!
人見知りは立派な個性です! 強みに転換できるはずです。
それでも、「人見知りを直したい、人見知りだから損をしている」「人見知りだからお客さんの前に出られない、営業なんてとてもとても……。」と考えている人、結構いますよね。
本当に「損をしている」「とてもとても……。」なのであれば、何か対策をしておいたほうがいいですね。
どんな場合でも、他人の土俵で戦うのは苦痛なものです。できれば自分の土俵で戦えるように、準備をしておきたいですね。
例えば、人見知りの人は、初対面の人と1対1の関係を築いたり、愛想笑いや社交辞令を言うのが苦手だったりしますね。
だったら、初対面の人と1対1で会う場面は作らないでおきましょう。信頼のおける紹介者がいる人とだけ、それも紹介者と一緒に会うようにしましょう。
人見知りの人だからと言って、交友関係が人見知りだらけだとは限りません。むしろ、社交的な友人は必ずいるものです。(社交的な人は、どんなタイプの人とも友達になってしまうものですから。)
社交的な人は、そんなあなたの役に立てるのが無上の幸せなのですから、社交的な友達の活躍の場面を増やしてあげよう、自分の代わりにやってもらおうという気持ちで頼んでしまえばいいのではないでしょうか。負担に思う必要は全然ありません。
また、1対1の場面は苦手だけど、1 対多数の場面なら大丈夫という人も割といます。意外に思えるかもしれませんが、仕切り屋が実は人見知りというのはよくある話です。
人見知りの人の中には、関係性の深くない人に素の自分を見られるのが嫌なだけで、表面的な自分を見せる、ある意味演技してみせることは普通にできるという人も多いようです。
だったら、苦痛な人に合わせる状況をできるだけ減らして、自分のペースに人を合わせてもらうことのできる「仕切り屋」「一匹狼」になってしまうというのも手ではあります。
逆説的ではありますが、アーティストや司会者として活躍している人等、これを仕事としてやっている人、実は多いですよ。
だから……。
人見知りの人には、人前(それも大勢の人の前)で話すセミナー講師や演技者としての仕事が向いているかもしれないのです。
あなたの周りに、思い当たる人はいらっしゃいませんか?
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