自分の強みを発見するために、手っ取り早くて効果的な方法があります。
自分が客観的にどう見えているのか?
自分の強みは何だと見えているのか?
一度、回りの方に聞いてみてください。
お客さまにとって、一番気になるのは「あなたに何ができるか」ではなく「あなたが何をしてくれるのか?」です。
お客さまにとって必要なのは、自分の問題を解決するのに、あなたの「強み」「ウリ」がどのように役に立つのか? ですから。
ひな壇タレントの役割分担、知ってますか?
バラエティ番組に欠かせない「ひな壇タレント」と言われる人たちがいます。
彼らは「視聴者(=お客さま)からどう見えるのか?」を強く意識して、自分のキャラ立ちをして(役割を演じて)いるということ、ご存知でしょうか?
彼らがどうやってシゴトの幅を広げていったのかというと……。
多くの人は、自分のキャラを最もうまくアピールでき、なおかつ視聴者に求められる役割は何か?ということを把握するための努力をしてきたはずです。
例えば、バラエティ番組の出演者は、以下のような役割を担っていることが多いです。
■ MC…仕切り・司会進行
■ 司会フォロー役
■ ツッコミ
■ ボケ
■ ガヤ
■ 天然・おバカキャラ
■ イジられキャラ
■ キレキャラ
■ 毒舌キャラ
こう書くと、普段バラエティ番組をご覧の方は「ああ、あの人ね!」と「顔と名前」と「番組内での役割」とが一致してすぐ浮かぶ人が何人もいるのではないでしょうか?
「ツッコミ」担当の人は、誰かの発言や行動を的確に把握して、タイミングよく指摘したり、的確にコメントする能力を必要とする役割ですが、「ツッコミ」の人は、日常でも常にツッコミなんでしょうか?
「キレキャラ」担当の人は、ボケ的でありツッコミ的でもありますが、いつも怒ったような話し方をして、それで笑いを取る役割ですが、「キレキャラ」の人は、いつもキレてるんでしょうか?
そんなことないですよね!
TTP。徹底的に研究して真似すること
今、テレビバラエティの世界で活躍している人は「自分が視聴者にどのように見えているのか?」「自分は何をすれば視聴者に求められるのか?」これら、視聴者目線の徹底的な研究があったはずです。
また、過去にそのような「役割」を果たしてきた成功者たちの徹底的な研究があったはずです。
そしてよいと思ったものは徹底的に「TTP」することにより、自分独自の「ウリ」「強み」を見つけ、自分のオリジナルを作り上げていったのです。
ちなみに「TTP」とは「徹底的にパクる」の略語です。他の人や他社の成功事例を研究して、成功に至った本質をそのまま真似る、という意味です。
元トリンプインターナショナル社長の吉越浩一郎さんが著書の中で使っていらっしゃる言葉です。(詳しくはコチラ)
成功者は、先に成功した人の真似をすると聞きます。それも、徹底的に。
勝手な思い込みや自分なりのアレンジを加えることなく徹底的に、というのがうまくいくポイントのようですね。
あなたの強みを発揮するためにも、TTPを
あなたが気づいていないところにあなたの「強み」があるものです。
ただ、あなたの「強み」をお客さまにとってお役に立つモノにするためには、徹底的に「強み」を磨き上げる必要があるのです。
強みを磨き上げることによって、意識できていなかった才能が開発され、解決できるお客さまの問題が増え、あなたのシゴトの幅を広げることができるのです。
強みの磨き上げ方がわからないという場合、TTPの出番です。
あなたの周りにいる人で、成功している人、うまくいっている人、憧れている人はいらっしゃいませんか?
その人は、なぜ成功しているのか? うまくいっているのか? なぜ自分は憧れてしまうのか? 考えてみてください。「これだ!」と思えるものが見つかったら、ぜひ、そのまま丸パクリしてしまいましょう。
それが回り道しないで、最短でうまくいくための最大のコツなんです。
あなたの価値を決めるのは、いったい誰?
さて、以上を踏まえて、あなたの回りの方々に聞いてみていただきたいコトがあります。
「ワタシにどんなことをしてほしい?」と聞いてみて下さい。そこで出てきたキーワードは残らず書き留めておいてください。
信じられないかもしれませんが、あなたの姿は「そのように」見えているのです。
自分の評価をするのは自分ではありません。人から見た時の客観的な評価こそが正しいのです。
今のあなたにできることが、あなたの全てではありません。お客さまがあなたに期待していること、お客さまがあなたにやってほしいこと、その中で、あなたが「やりたい!」と思うことを見つけてください。
今のあなたが「できる・できない」「やったことがある・ない」は関係ありません。
あなたがお客さまのために、これから「やりたいこと」を見つけてください。