誰もが常識だ、当たり前だと思っているようなことをひっくり返すことで、実は思いがけないビジネスチャンスがあるものです。
例えば、誰よりもマジメで好青年という人であれば、ちょっと「ウラでもあるんじゃないの?」なんて思いませんか?
櫻井翔くん主演のヒットドラマのひとつに「家族ゲーム」(フジテレビ系)があります。
ご存知の方も多いと思いますが、この「家族ゲーム」、1982年に故松田優作さん主演で映画化、1983年に長渕剛さん主演でドラマ化された作品のリメイクです。
櫻井くんの役柄は、一癖も二癖もある家庭教師。
家庭教師の設定
映画版:三流大学の7年生
リメイク版:東大卒で、東大合格率100%がウリ
中学生の設定
映画版:何人もの家庭教師をやめさせてしまう問題児
リメイク版:引きこもりの不登校
といった形で設定がアレンジされているのも、
いかにも現代の世相に合わせたリメイク版ならではですね。
ちょうど今日から、首都圏エリアで再放送が始まりますね。
(年明けに櫻井くん主演のスペシャルドラマ「大使閣下の料理人」があるので、その宣伝でしょうね。)
この、「家族ゲーム」の本放送時、テレビを見ながら、わたしがふと気づいたことを…。言ってもいいですか。
これって、「家政婦のミタの男版」じゃん!
「家族ゲーム」も「家政婦のミタ」も、
1.問題を抱える家族がいる。
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2.自助努力だけでは問題を解決できず、他人の力を借りる。
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3.家庭に入ってきた他人が、家族が思いもよらなかったやり方で問題を解決する。
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4.家族が幸せを取り戻す。
ざっくり言うと、こんな感じですよね。
ストーリー上のポイントは
自助努力だけでは解決できない問題をどうしても解決したい場合、人は他人の手を借りてでもなんとかする。
ということです。
実は、このような「ストーリーパターン」非常によく見かけます。
映画やドラマで「受ける」ストーリーの基本パターン、実はそれほど多くないんですよね。
代表的なのが「起承転結」
家政婦のミタも、家族ゲームも、この王道のストーリーに沿っているものの、登場人物のキャラクターを思いっきりひねってあるので、そこが魅力になっていたわけですね。
例えば、こんな具合です。
【ミタさん】
しゃべらない
笑顔なし
粛々と業務をこなす
「これは業務命令でしょうか?」
「承知しました」
【吉本】
おしゃべり
笑顔(でも目が笑っていない)
お金のためなら手段を選ばない
暴力
「俺、人を殺したことがあるんだ」
ずっと、比較的「好青年」キャラで売っていた櫻井くん、これは新境地開拓になりました。
櫻井くんも、もう30代。
いつまでも「好青年」を続けるのは難しい年代に差し掛かってきました。
嵐メンバーでも、いろいろな役を演じてきた二宮くんとは異なり、櫻井くんは「好青年」ひとすじ。
「謎解きはディナーの後で」で、「ドS執事」役をやったとは言え、さらなるイメージチェンジが必要ですよね。
そこで、今までの櫻井くんのイメージを全部ひっくり返してみたらどうでしょうか。
好青年 → 悪人
明るいトーク → 無駄なおしゃべり
さわやか → 得体が知れない
上品 → 下品
平和的 → 暴力的
心からの笑顔 → 目が笑っていない笑顔
おお、吉本になりましたね。(笑)
常識をひっくり返す
新しいビジネスを考える時の考え方の鉄則です。
誰もが常識だと思っていたところの裏側に、実は思いがけないビジネスチャンスがあるもの。
誰よりも好青年の彼だからこそ…「ウラ」を見たい人はたくさんいるはずです!!
ジャニーズの先輩で言うと、「悪役キャラ」で新境地を開いたSMAPの吾郎ちゃんのように、櫻井くんにもこれからもっと役の幅を広げていただけることを期待します。
「流れ星」で上戸彩の兄役だった吾郎ちゃん。本当に、どうしようもないクズだった。(笑)
でも、吾郎ちゃんって、とても貴重な存在。(詳しくはコチラ)