政治家だって、キャラを立たせてブランディングする時代です。
先の衆議院選挙のテレビ東京の開票速報特番で、当確速報を流すテロップについていた、当選者に関する「ちょっとした個人情報」が面白かったということが話題になりました。
わたし、その特番見てなかったんですけど、Yahoo!ニュースで見てから気になってネットで見ました。
テレビ東京の「池上彰の総選挙ライブ」の当確テロップが、今年もやってくれました…
麻生太郎(副総理兼財務大臣) 総理が恐れる失言癖 洗礼名フランシスコ
松本純(元官房副長官) 政界の”まつじゅん” 薬剤師の資格
石破茂(地方創生担当相 前幹事長)幹事長を続けたかった「家族が一緒の旅行を嫌がる」
麻生さん、クリスチャンだったんだ……!なんか、ただのオタクじゃないんだ。
松本さん、実際問題、まつじゅんなんて呼ぶ人いるの?www
石破さん、確か鉄道オタクだから、訳わかんない変なルートで電車乗るのに家族をつき合わせてるんでしょうね。
こんなネタ、政策になんの関係もありませんし、正直言って「どうでもいい」の極致ですよね。(笑)
でも、議員さんたちのこんな一面を知ることによって、なんとなく「親しみ」を感じたりしませんか?
「オタクなのにクリスチャン」
「議員なのにまつじゅん」
「元幹事長なのに家族に嫌がられている」
眼に浮かぶ。笑いますね〜。
「●●なのに△△」というフレーズ、ブランディング戦略に結構有効です。
オフィシャルでは●●なのに、プライベートは△△
ぱっと見は●●に見えるのに、本当は△△
特に、一見とっつきにくそう、固そう、親しみにくそうというステレオイメージのある仕事だったり資格でビジネスをしている方は、この方法でキャラ立ちすると、お客さまに対して良いイメージを持ってもらいやすくなります。
ひとつのネタでブランディングできる人は、実はとても少ないものです。
2つ以上のネタを組み合わせることで、他の人に真似のできない自分だけの強みを作れるものです。
その場合の組み合わせは、ギャップがあったほうがおもしろいですね。
ギャップが魅力になるというと、映画やテレビドラマの宣伝で、主演俳優がバラエティ番組に出演することがありますね。
俳優さんは、自分の出演映画やドラマの宣伝をするのが仕事なので、一生懸命に見所を伝えようとしますが、視聴者の興味は俳優のプライベートや共演者との交友関係にあったりします。だから、MCの人も、映画やドラマの話は後回しで、そういうネタに関する質問をしますよね。
そういう時、トークの内容もさることながら、例えば、こんな面が見えたらどうでしょうか?
「映画の主役なのに、超腰が低い」
「役柄は二枚目なのに 、家ではズボラ」
「ぱっと見男前なのに、言葉遣いがオネエっぽい」
ギャップは魅力です。その俳優さん本人にも、なんか興味がわいてきますよね。
俳優さんは演技するのが仕事ですから、
台本があればしゃべれるけど、フリーで何を話したらいいのかわからない。
素の自分を見せるのは恥ずかしい。
のかもしれませんが、そこを一歩踏み込んで素のキャラを見せてくれる方が、見ている方は楽しいものですよね。
年末年始は特番も多いし、年が明けたら新しいドラマも始まります。おもしろトーク、期待してますよ〜!