「買ってくれるのであれば誰でもいい」という考えは捨てましょう。
あなたが「誰でもいいから買って!」と思ってたら、誰も買いません。
自分の好きなお客さまだけが、先を争って買いに来る姿をイメージしましょう。
なので……。お客さまの絞り込みは絶対に必要なんです。
テレビの世界でも、客層(視聴者層)の絞り込みがうまくいっている番組が支持されています。
自他共に認めるテレビっ子のわたし。(「子」って年か!笑)
最近好きなのは、肩のこらない、30分〜1時間番組のゆるめのバラエティで、出演者が少なめのものです。これらは見逃してもそんなに悔しくないし、自分の気に入っているテーマや出演者で見るかどうかを選ぶことができるし、ちょっとしたすきまの時間でも見られるからです。
ちなみに、目下のお気に入りは、日テレ系の「月曜から夜ふかし」とテレ東系の「トーキョーライブ22時」です。
テレビ離れと言われる昨今、視聴率は10%も取れれば優秀と言われる時代になってしまいました。
だって、インターネットやゲームや娯楽がたくさんあるんですから。娯楽は、自分の好きなものを好きに選べる時代になってしまったのです。一昔前の、テレビと言えば「家族揃ってリビングで」から「自分の好きな番組を個室で」に変わってしまっているのです。この流れはもう止められませんよね。
だから、テレビ番組だって、「家族みんな、老若男女に愛される」ことを目指した幕の内弁当みたいな番組よりも、ある特定の客層をターゲットとして想定して、彼らにだけ見られることを想定した、とんがったコンセプトの番組の方が、ダーゲットにドンピシャはまっている人には面白いわけです。こういう番組は、ネットで話題になりやすいですし、コアなファンがつきやすいものです。
ちなみに、「トンガっていた」深夜番組が人気になって、ゴールデンに進出するということがよくありますが、結果としてうまくいかなくなるというのも、よくありますよね。
これは、放送時間帯が変わることによって、ターゲット設定を変えざるを得ないからです。深夜帯で受けていた「トンガリ感」を丸くしないといけない(と思い込んでいる)ので、面白くなくなるのは当然のことですよね。
「信長のシェフ」「ファーストクラス」等、続編放送時に、視聴率が下がってしまったドラマは、絶対、放送時間帯を変えたことに原因があるんです!!(特に「信長のシェフ」はもう一回続編やって、本能寺の変までちゃんとやってほしいのに。ブツブツ)
さて、これと同じこと、起業家のビジネスにおいても言えますよ。
特に、ひとりビジネスをやるのであれば、世界中日本じゅうのすべての人をお客さまにするのは、はっきり言って「無理」です。
だから、ターゲットをできるだけ絞り込んで、ある特定の条件に合う人にだけ、徹底的に支持されることを目指すべきなんです。
その方が、話題になりやすいですし、結果的にコアなお客さまがつきます。
「買ってくれるのであれば誰でもいい」という考えは捨てましょう。
あなたが「誰でもいいから買って!」と思ってたら、誰も買いません。
自分の好きなお客さまだけが、先を争って買いに来る姿をイメージしましょう。
深夜番組のバラエティが、どんな視聴者に見て欲しいかを明確に想定しているように、あなたも、どんなお客さまに買いに来て欲しいかを明確にイメージしてください。
せっかくなら、自分の好きな人、自分のことを好きでいてくれる人に買いに来て欲しいですよね。
あなたは、どんなお客さまが好きですか?
もし、イメージしにくいようでしたら、コチラを参考にして考えてみてください。