新規のお客さまを集めたいなら、わかりやすい過去の経歴や経験を「元◯◯」というカタチで活かした肩書きやキャッチコピーをうまく使いましょう。
元◯◯。何も知らないお客さまにはとても興味を持ってもらいやすく、こちらの予想以上に「刺さる」ものです。
最近、オートレーサーのスター選手、森且行くんのトークショーがあちこちで行われているそうですね。(→オートレースHP)
森くんと言えば……。そう、元SMAP。元々SMAPは6人だったんですよ〜。(20代前半の方は、ご存知ないですよね。)
今、彼はオートレース振興のために「元SMAP」の肩書きを名乗って活動を始めているそうです。(そういえば、越谷の駅で、森くんの映っているオートレースのポスター見たことがあります! 越谷は彼の所属する川口オートレース場に近いからかな。)
森くんがSMAPを辞めたのは、1996年のこと。今から19年前です。SMAPとして、トップアイドルに上り詰めた直後でした。彼の小さいころからの夢「オートレーサーになる」を叶えるための選択でした。
みんな、超若い。笑
トップアイドルに上り詰めた直後の脱退劇だったためか、まあ、いろいろあったようで、ずっと「SMAPに森くんがいた」という事実は半ば伏せられていました。時が経ち、今、いろいろなことが解禁されたのか、森くんは晴れて元SMAPを名乗ることができるようになったようですね。現SMAPのメンバーも折に触れ森くんのことを語る場面が見られるようになりました。
森くんは、「賞金1億円プレイヤーになる」という夢を追い続けるとともに、右肩下がり傾向にあるオートレース業界を盛り上げたい、新規のファンを増やしたい、という強い想いも持っています。だから、その手段として、業界でたった一人、彼しか持っていない「元トップアイドル・SMAP」という肩書を最大限に活用しているのでしょう。
この事例に見られるように、ある業界で、新規のファンを取り込みたいなら、
わかりやすい過去の経歴や経験を「元◯◯」というカタチでうまく使った方が、何も知らないお客さまには刺さるものです。
今の事業における活躍ぶりを華々しくアピールしたところで、何も知らない人には、まったく刺さらないのですから。
例えば、元芸人、元ミュージシャン、元国体選手、元バッグパッカー、元甲子園球児、元チアリーダー、元自衛官。
こんな「元」を持っている方、今のお仕事が何であれ、お客さまに話す「つかみ」のネタとして、使わない手はないですよ。
また、経歴で言えば、「◯◯年(続けた)」これも実に刺さります。
このロジックをわたしの場合に応用すると、
元ファッション系企業で25年勤務し、1000人の社員を教えてきました。
となります。もっと遡ると、
元学生ガイド。学生時代4年間、京都専門の観光ガイドとして、修学旅行生から一般団体まで、200台以上の観光バスに乗務してきました。
となります。
こんなセルフプロモーション、会社員時代は考えつきもしませんでした。自分の何がウリになるのか、実は自分ではわからないものなんです。
わたしのところにご相談に来られたり、セミナーに参加される方には、このようなカタチで過去の経歴や経験を活かして、キャラ立ちすることをお勧めしています。
あなたの中にも使える肩書、眠っていませんか?