伝えたいことがうまく伝わらない、ありますよね。
そんな時、どうしていますか?
相手の方に興味を持ってもらって、ビジネスを円滑に進めるように伝えるってどうすればいいのでしょうか?
そもそも、「人はどんな情報を信じるのか?」という観点から、ちょっと考えてみますね。
CMor食レポ、興味を持つのはどちら?
平日の昼間、結構見てしまう番組があります。
それは「ヒルナンデス」です。
「ヒルナンデス」の何がそんなに好きなのか? それは食レポです。
有岡大貴くんのポンコツレポや、横山&村上くんの街ブラレポ等、食レポが本職ではない彼ら、味覚を表現する語彙にも乏しいですし、時には「??」的なレポもありますが、結構親近感があるので、逆に気になります。
「あ〜、きっとおいしいんだろうな、でもうまくコトバで伝えられないんだろうな……。」と、若干、母の気持ちで見てしまいます。(笑)
このように「ヒルナンデス」を始めとした情報番組で紹介されたモノは、ガンガンCMで流れているシズル感いっぱいのおいしそうな映像よりも、なぜか興味惹かれませんか? 表現はつたなくても、何となく信頼できそうに思えませんか?
わたしをはじめとした視聴者がそんな風に思ってしまう、それが食レポの役割ですよね。
食レポは広告ではありませんが、実際には非常に広告効果がある、それがミソです。
商品を知ってもらうためには知ってもらうことが必要、でも、旧態依然とした「売りたい」気持ちが全面に出ている広告は信用されにくくなっています。CMはお金がかかるものですから、お金がかかる上に効果も薄いとなれば、CM以外の手段で商品の良さを伝えなければなりません。
だから、広告とは異なるカタチで商品情報を伝えようと、みなさん試行錯誤しているんですね。
今、雑誌では、広告ではなく情報として商品紹介を行う専門ページがあるのが当たり前です。(特にファッション雑誌)このような「記事広告」と言われるページ、記事の体裁をとっていますが、れっきとした「広告」なので、もちろん広告主がお金を払って記事としてページを仕立ててもらうのです。
今やテレビでは情報番組が花盛り。例えば、旅番組。紹介されるお店や旅館がテレビ局にお金を払っているとは思えませんが、少なくとも、テレビで紹介してもらえるのであれば……。と、取材時の宿泊や食事、お土産等を負担するのは普通のことだと思えます。
人はどんな情報を信じるのか?
食べっぷりが評価され、好感度No.1女子アナ、水トちゃん。
なぜこのような形態の情報発信が増えているのか?
それは、同じ情報を伝えるのにも、自社が行う広告で伝える情報よりも、第三者の客観的なフィルターを通して伝えられる情報のほうが、読者・視聴者は、信頼性がある(ように感じられる)からです。
つまり、情報発信源から直接語られる情報よりも、第三者から語られる情報のほうに、人は客観的な評価があると信じてしまうものなのです。
これって、うまく使えば、ビジネスに応用できそうですね。さてどうすればいいのか?
次回更新でお伝えします。