新しい企画で新しいファンを獲得しようとするならば、ぜひ、新しいチャネルを活用して、知らなかった人に知る機会を持ってもらいたいですね。
ブログ記事
もっと売れてくれ! A.B.C-Zを勝手にプロデュース
の続きです。
今後、A.B.C-Zがさらに飛躍するためには、どのような戦略でいけばいいのか?
誠におせっかいながら、いろいろ検討してみました。
A.B.C-Zの現状分析
【A.B.C-Zの強みと弱み】
強み
ジャニーズ一のアクロバットスキル、身体能力が売り。
ダンススキルの高さ。
個人のキャラ立ちができている。
豊富な舞台経験。
弱み
ジャニーズ一の下積み期間を経てのデビュー。平均年齢26歳超で、フレッシュさに若干乏しい。
テレビでの露出が少なく、一般的知名度が不足。
アイドル的見た目にとぼしい。
個人のキャラが知られていない。
【A.B.C-Zの競合環境】
ジャニーズ枠
Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、ジャニーズWEST
個人売りではHey!Say!JUMP、CDリリースではKis-My-Ft2が一歩リードしている。
バラエティ枠
体張る系の若手お笑い芸人。パンサー、ジャングルポケット等。
【現状、A.B.C-Zに求められているもの】
アクロバット&体力を見せる
笑いの要素(自虐ネタ)
苦労を厭わない(求められればはなんでもやる)
ダンススキル
お笑い芸人と張り合うノリ
【A.B.C-Zの露出先&現状提供しているコンテンツ】
テレビレギュラー番組
ザ・少年倶楽部(NHK-BS 歌番組)
ABChanZoo(テレビ東京 バラエティ)
ゲスト出演
クイズ番組の回答者
バラエティ番組のひな壇
ロケ番組(体験物、対決物)
子ども番組
A.B.C-Z、次の一手の方向性
さて、2015年、A.B.C-Zがさらに飛躍していくための次の一手、どうしたらいいでしょうか?
A.B.C-Zが持っている強みのうち、まだテレビであまり披露できていないものに、ダンススキルの高さがあります。
歌番組で歌う時は、常に見る人の度肝を抜くパフォーマスを見せているのですが、そもそも、歌番組の出演機会が少ない彼ら(泣)、テレ東のレギュラー番組「ABChanZoo」では、新しいダンスやパフォーマンスを習って披露するという企画があったのですが、最近路線変更してしまいました。なので、現状、彼らのパフォーマンス面を見せる機会が圧倒的に不足しています。
ダンス素人のわたしですが、ジャニーズ他グループのパフォーマンスと比べてみて、贔屓目なしに、A.B.C-Zのダンススキルが高いのがわかります。
なんとか、もっと見せる機会を増やせないでしょうか?
最近はダンスといえば、やっぱりEXILE勢の台頭がすごいですよね。パワーを感じます。ですが、ボーカルとパフォーマーの2つにメンバーの役割がきっちり分かれているEXILEグループとは異なり、ジャニーズ勢は、メンバー全員で歌い踊ります。これって、強みになりませんかね?
A.B.C-Zは、メンバーの五関晃一くんが振付師の顔も持ち、「ダンシング五関先生」というキャラで、DVDの特典映像では振り付けを教えるというコンテンツを出しています。外部の振付師を入れなくても、グループ内でダンスパフォーマンスを作って提案できるというのは、大きな強みです。
A.B.C-Zはジャニーズのダンス番長と、言い切っちゃってもいいのでは……!!
今、中学校の体育ではダンスが必修だそうですね。ですが、子どもの頃に習った経験のない、わたしのような大人にとっては、「踊れる」というのは、憧れです。
そういえば、テレビ東京で「紺野、今から踊るってよ」という番組がありましたね。紺野あさ美アナウンサー(元モー娘。)が、美女の元を訪れて、ただ踊るというミニ番組です。(第二シーズンが先週終了しました。)
正直、「で、何がしたいんだ?」というのがよくわからないシュールさを感じますが……。楽しそう!! ただ踊るだけで番組って成立するんですね。
ダンス、本当は、やってみたいです! でも「自分には無理かな」と諦めてしまっているものでもあります。
そんな人のために、A.B.C-Zの強みを活かして、ダンスの楽しさを伝えるようなコンテンツを作れないでしょうか?
A.B.C-Z、新番組提案
ABChanZooで見せてくれていたパフォーマンスを、今一度!!
【キャッチコピー】
お客さまに喜んでもらうのが、ボクらの使命!
力の限り、体を張って楽しませます!
A.B.C-Zと一緒に楽しいダンスパフォーマンスの世界に飛び込もう!
【想定する視聴者層】
ダンスやパフォーマンスをやってみたい、楽しく体を動かしてみたい大人と小学生の子ども。
【番組名】
「A.B.C-Zパフォーマンススクール」NHK Eテレ
【内容】
A.B.C-Zが先生となって、ダンスの楽しさを知ってもらい、ダンスを通して親子のコミュニケーションを高めてもらう。
親子ダンスレッスン: ダンシング五関先生(五関晃一)が、親子の生徒にダンスの基本ステップを教える。A.B.C-Zメンバーがフォローして教える。 基本ステップを覚えたら、簡単な曲を課題曲にして、振り付けをしてみんなで踊る。
世界のパフォーマンスを学ぼう: いろいろなダンスやパフォーマンスをメンバーが学びに行ってレポートする。 能、狂言、歌舞伎、オタ芸、社交ダンス、フラダンス、コサックダンス、ブレイクダンス、パントマイム、ダブルダッチ、等(以前、ABChanZooでやっていたような体験モノ)
大人のダンスレッスン: 40代以上の大人対象に、親子ダンスレッスンと同様にダンスを教える。生徒は、おおよそダンスには縁のなさそうな大人芸能人(ママタレント、お笑い芸人等)
出張ダンスレッスン:全国の小中学校に出向いて、体育の授業でA.B.C-Zがダンスレッスンを行う。
ダンシング修学旅行:評判の高いダンスパフォーマンスを見に行く。行き先の候補は、スパリゾートハワイアンズ、宝塚歌劇団、等。
【出演】
A.B.C-Z
進行: NHK女性アナウンサー
アシスタント:キンタロー。(社交ダンス経験者)
イメージとしては、NHKEテレの教養番組にかつてV6がやっていた人気番組「学校へ行こう」の要素を組み合わせた感じです。
いかにファン層拡大に結びつけるか?
新番組「A.B.C-Zパフォーマンススクール」を通して、どのようにファン層拡大に結びつけるのか?
顧客導線について考えてみます。
【お客さまの目に触れる】
Eテレの番組宣伝、テレビ誌で告知。
NHKのトーク番組、バラエティ番組に出演。(「スタジオパーク」など)
番組サイトで、ダンスレッスンの課題曲のお手本動画を配信。
【知ってもらう】
ダンスレッスンの課題曲A.B.C-Zのお手本動画は、公式動画としてYoutubeで配信。(恋するフォーチュンクッキー方式。ジャニーズ初Youtubeで公式チャンネルを持つ。)
課題曲の「踊ってみた」動画を募集して、番組の中で紹介する。
【信頼してもらう】
中学校へ出張ダンスレッスンに行く。(希望学校を募集する。)
ダンスレッスン動画を学校の教材として使ってもらう。
【共感してもらう】
ダンスレッスン参加者は一般募集する。(のど自慢的オーディションをする)
ダンスを一生懸命に学んで、全くできなかったのが、練習することでできるようになる姿をドキュメントタッチで見せる。
【お客さまを教育する→商品を購入してもらう】
教材動画から興味を持つ人が増える。
ダンスに興味のある人、やってみたいと思う人が視聴する。
5人のキャラクターをつくって、ラインスタンプ無料ダウンロード。
グッズも製作して販売する。
【なぜ売れると言えるのか? 】
A.B.C-Zメンバーがそれぞれの得意分野を活かして役割分担をして、参加者や視聴者を楽しませるコンテンツを提供する。
ダンススキルだけでなく、体を動かすことの楽しさやダンスを通した様々な交流の楽しさも伝える。
現状、EXILEによる「Eダンスアカデミー」が放送中だが、レッスンよりもダンスの楽しさを知ってもらうことに特化することで差別化する。
社交ダンス経験者のキンタロー。にアシスタントに入ってもらうことで、キンタロー。のダンススキルも見せることができ、相乗効果を狙う。(キンタロー。は塚ちゃんと日テレPON!のエクササイズ企画で共演済みのため、気心も知れている。)
どうでしょうか?
ダンスには興味があるけれど、いきなりレッスンは難しそう……。と思ってしまいがちな大人の方でも、子どもと一緒に学べるのなら、ハードルもぐっと下がりそうですよね。
親子で楽しめるダンス、という切り口から、A.B.C-Zのパフォーマンス力を最大限に発揮できそうな企画を考えてみました。
実現したら、どうなるのか?
ジャニーズ事務所は、版権管理、肖像権管理、著作権管理が厳しく、公には所属メンバーの画像や動画を一切インターネット上で公開していません。
ところが、最近、ドラマや映画の公式サイトでは画像が出ていることが多くなりました。
時代は変わりましたね。
そろそろ、インターネットによるオープンプロモーション、本格的に取り組んでもいいのではないでしょうか?
「A.B.C-Zパフォーマンススクール」プロモーション活動が、ジャニーズ初の「動画マーケティング」の成功事例になればいいなと思います。
わたしのイメージしている放送チャネルはNHKなので、さらにハードルは高いと思いますが、情報拡散チャネルとして、ここはやっぱりYoutubeを使っていきたいですね。
期間限定でもいいので、高画質のきちんとした公式動画を配信して、「知ってもらう」ことに集中したらどうかと思います。
新しい企画は、新しいチャネルを活用して、知らなかった人に知る機会を持ってもらいたいですね。
ファンになってもらうためには、まず知ってもらうのが第一歩です。
ファンになれば、テレビを見たり、ネットの動画を見たりするのでは飽き足らず、きっとCDやDVDが欲しくなり、コンサートに行きたくなり、舞台を観たくなるものです。(わたしがそうなので。笑)
いかがでしょうか?