セルフイメージが低いことって、大問題なんです!!
木村拓哉さん主演、月9の「HERO」ご覧になってましたか?
前作から13年ぶりの続編ということで、放送開始前から話題になっていましたね。
前作も大好きだったわたし、今回も毎週見ていました。
毎回のエピソード、新メンバーとの掛け合いも楽しく、とても面白かったのですが、
実は、非常にいろいろと考えさせられる放送回がありました。
それは、第3話です。
エピソードをご紹介します。
キャビンアテンダントの女性が起こした覚せい剤事件を担当した久利生(木村拓哉さん)が、
なぜ、彼女が薬物を使用したのかという真の動機を知ろうとする話です。
検察に連れてこられた被疑者のキャビンアテンダントは、
罪状を認めて、一応、反省の言葉を口にします。
「反省しています。」
「覚せい剤なんてもう二度とやりません。
「ちょっとつまずいただけです。」
「イチからやりなおします。早く処分を決めてください。」
つまずいたのは自分だけ。
自己嫌悪は感じているけど、回りの誰にも迷惑かけていない。
彼女の心境はこんな感じのようでした。
久利生は、彼女の態度に疑問を示します。
覚せい剤は、強烈な中毒性があるため、軽い気持ちで手を出した結果、
一度習慣化してしまったら、自分の意志でやめることができなくて
苦しんでいる人が多いこと。
彼女が支払った覚せい剤代金が、ヤミ社会の資金となって、
さらに犯罪に利用され、不幸を引き起こす連鎖の元となっていること。
自分は大丈夫、すぐに立ち直れる。
そんな甘いものではないと、諭します。
また、彼女の家族や関係者に、聞き込み調査を行った結果、同僚はみんな
「何かの間違いです。」
「あの人に、そんなことできるはずがありません。」
と、口を揃えたこと。
心から心配してくれる人がたくさんいるということを忘れないでください、と伝えます。
彼女は自分が犯した罪によって、
周囲を不幸にしてしまったことに気づき、初めて大粒の涙を流したのです。
さて、この事件、彼女が「仕事のストレスを紛らわすために」
覚せい剤に手を出したということになっていますが、
なぜ、ストレスの解消策として、彼女が覚せい剤を選んだのかと言うと、
彼女が低いセルフイメージしか持てていなかったことが一番の原因です。
彼女が自分をもう少し客観視できて、周囲からどのように見られているか
ということに気づいて、自分に自信を持てていたら、どうなっていたでしょうか?
彼女自身が、自分のことをもっとうまく周囲に伝えることができたでしょうし、
そのプロセスで彼女の悩みについて、回りが共有できたかもしれませんし、
結果的にストレスが減っていたとしたら、
彼女は薬物に走ることはなかったかもしれません。
彼女は、自分の犯した間違いは自覚していますが、
自分の姿が周囲からどのように見えているのか、
気がついていなかったのです。
セルフイメージがあまりに低すぎたことが招いた不幸でした。
よく、「セルフイメージを上げる必要がある」と言われますよね。
でも、それって何のためなんでしょうか?
考えたこと、ありますか?
自分は自分。しょうがないじゃない。
セルフイメージを上げたところで、
別に回りは関係ないでしょう。
何の意味があるの?
と思ったりしませんか?
わたし、ちょっと思っていました。
でも……。やっとわかりました。
セルフイメージが低いことって、起業家にとって大問題なんです!!
初めて腑に落ちました。