自分の本当の姿を認めて、自分でコントロールできる領域のことに集中することで、あなたの思考はポジティブに変わり、日常生活は楽しくなります。
ビジネスに関するご相談をお受けしていて、いつも思うのですが、集客やコンテンツ制作を具体的にどうするか、といった内容よりも、実は深刻で根深いお悩みは、「自分に自信が持てない」というものだったりします。
自分に自信がない、つまり、自己肯定感が低い。
自分には何もない、人より優れているところが思い当たらない、自分は何も満たされていない、と感じてしまって、その思考に支配されてしまっている状態は、ビジネスをどうするか云々以前の大問題です。
このような場合、自分が認識している自分の姿と、他人が認識している自分の姿に乖離があるんですね。自分の姿を客観的に見ることができない、といったほうがいいかもしれません。
ジョハリの窓、という言葉を聞いたことはありますか?
自分の見えている姿と相手が見ている自分の姿の違いを認識し、それをフィードバックすることで、「自己成長」が得られるという考え方です。
自分が気付いていない自分の姿、実は他の人にはよく見えているという考え方です。特に、盲点の窓(自分はわかっていないのに、他人にわかっている)があるということに気づいていないというのは、よくありますね。(詳しくはこちら)
今、「いつみても波乱爆笑」を見ているのですが、歌舞伎役者の坂東玉三郎さんが作家の真山仁さんとの交友のお話をされています。ちょうど、今日、この記事にピッタリのお話で、ちょっとビックリしています!!
真山さん曰く、玉三郎さんは、常に自分を客観視することを意識していらっしゃるそうです。そのために、常に人から客観的な意見をもらうようにして、しかも人の評価をとても素直に受け入れられるんだそうですね。
「自分がいいと思うことほど、人はそうは思わないものだから」
なるほど。本当にそうです。逆の見方をすれば「自分がいいと思わないことほど、人はそうは思わないものだから」と言えます。
私事ですが、人からほめられたり評価されたりすることは、自分ではそうと意識していないことばかりです。だから、ほめられても「そんなことないのに」とか「お世辞じゃない?」とか、つい思ってしまうんですね。
でも、信頼できる人からもらえる意見や評価は、いつも本当です。素直に受け取った方が自分のためなんですよね。
あなたは何でも持っているのに……。でも、つい、自分で見ないようにしてしまうんですね。
日常生活で、自分が満たされているということに気づく機会は少ないものです。
なぜなら、テレビを見れば、新製品や高級品がバンバン紹介されているので、見たら欲しくなっちゃいますよね。これは、つまり、自分が持っていないことを認めてしまうことにつながるのです。
また、外に出れば、道行く人が来ている服がみんな素敵に見え、家賃の高そうなマンションや優雅な間取りが想像できる一軒家が目につき、あんな家に住んでみたいと思ってしまいますよね。これも、今の自分の持ち物や住まいに不満があることを認めてしまうことになります。
自分よりも明らかに収入の少ない人もいるはずなのに、どういうわけか、それを知る機会はあまりありません。なぜなら、そういうことは口にしないのが世間の常識だからです。
この思考が頭の中で増殖すると、激安スーパーに押し掛けたり、百円ショップの賢い利用法を披露している人を見ても、「そういうライフスタイルの人ほど、実は経済観念がしっかりしているだけで、実は自分より豊かなのでは……。」と、とことんネガティブにとらえてしまうものです。
どこかでこの思考を断ち切らないと! メンタルだけでなく、フィジカルにも影響が出てしまいます。
自分で自分を認めることができたらいいんですが、それができれば人は苦労はしません。
自己肯定感を自分で高めることほど、難しいことはないからです。
だったら、最も簡単で、相乗効果の高い方法を使いませんか? 5分でできる方法です。
次回更新でお伝えします。