わたしが会社を退職したのは、2013年の2月末です。
約8ヶ月の起業修行の後、 「パーソナルビジネスプランナー」 として、
今は、主に起業志望者の方やビジネスプランを練り直したい方向けの
ビジネスコンサルティングをやっています。
おかげ様で、 様々な方からビジネスのご相談をお受けするのですが、
常々、大変残念に感じていることがあります。
それは、ビジネスをスタートさせる上で一番大切なことに気づかないまま
好きで得意でやりたいこと
を仕事にしようとしてしまっているために
うまくいっていない人がとても多いということです。
資格を取らないと、
知識・技術を身につけないと、
もっともっと学ばないと…!
そうしないと、 起業は成功しないのでしょうか?
むしろ、 学んでいる自分に満足してしまって、
はじめの一歩を うまく踏み出せないでいる人が 多いように思います。
やりたいことがあっても うまくいかない時、
その原因は、お客さま像がはっきりしないことにあることが多いのです。
だから、 お客さまに商品やサービスの価値を感じてもらえないのです。
たった1人の理想のお客さまを 明確にすることを考える。
これは、 ビジネスを始める際の鉄則です。
起業の本には必ず書いてありますし、
起業セミナーでも必ず押さえる内容だと思うのですが、
このことを 考えずにビジネスプランを考えていらっしゃる方が
結構多いというのは、 とても意外でした。
ところが、 もっと大切なことがあるのです。
このことに気づいたのは、
あるお客さまからのご相談をお受けしたのがきっかけでした。
たったひとりのお客さま像を明確にして、
そのお客さまの問題を徹底的に解決することができる
あなたにしかできない方法を考えて、仕事にする。
この考え方をお伝えするべく、ビジネスコンサルティングをしていたわたしですが、
お客さま云々を考える前に、
考えておくべき大切なことがあったのです。
この大切なことに気づいてから、
わたしは面談の際、必ず相談者のことにこのことをお聞きしています。
そして、このことについて、しっかり考えていらっしゃる方、
この大切なことが起業動機になっていらっしゃる方は、
例外なく、非常にめざすところが明確で、
お客さまの問題を解決できるビジネスプランを作ることができるのです。
その大切なこととは……?
次の機会にお伝えしますね。