アイディア出しの際は、業界の常識をひっくり返してみてください。
業界の常識をひっくり返したところに、新しいマーケットはあるものです。
そして、新しいマーケットにいらっしゃる新しいお客さまに向けて、あなたの強みを組み合わせてみせることで、あなたの新しい魅力がお客さまに伝わりやすくなります。
ブログ記事なぜ売れる?ヒットマンガの秘密を徹底リサーチした結果!でご紹介した、講談社モーニングで三田紀房さんが連載中のマンガ「インベスターZ」を例にあげて、「常識をひっくり返す」「◯◯なのに◯◯」の使い方の例をご紹介します。
どういうマンガなの? 気になる方はコチラを先にご覧ください。
さて、中高一貫の名門校の生徒と言えば……。
質実剛健
清廉潔白
学業優先
文武両道
そのイメージはこんな言葉で語られますよね。
お金を増やすと言えば
儲ける
富豪
一攫千金
株式
資産運用
取引
ギャンブル
貯蓄
中高生とは、全然相容れません。
それが、中高一貫の名門校の生徒なのに、学校の運営資金を投資による資産運用で増やすとなったらどうでしょうか?
これが「インベスターZ」のテーマです。
2つのイメージが化学反応を起こして、「え、中高生が投資やるの?」「株やるの??」とか、興味を惹きますよね。
名門高校生が東大をめざす話
名門高校生が甲子園をめざす話
名門高校生がオリンピックをめざす話
今時、もう当たり前すぎます。
また、
ヒルズ族が事業の運営資金を投資による資産運用する話
真面目なサラリーマンが老後資金を投資による資産運用する話
主婦が夫の借金を返すために株で資産運用する話
聞いたことありますよね。面白くもなんともありません。
名門高校生が投資
なんだ〜? それ??
三田紀房さんが「インベスターZ」で掛け合わせている、ひとつひとつの要素は当たり前のことばかりです。
なのに、お客さまに刺さるように、組み合わせ方を変えるだけで、こんなに面白い化学反応を示すんですね。
この発想術、大いに真似できますね。