「成功する」にはどうしたらいいのか? そこに至る道筋は、一人ひとり違うので、手段については一概に言えませんが、たった一つ言い切れることがあります。
「成功する」と決めることです。
決めることって、そんなに大切?
自分はそんなつもりじゃなかったのに、なんとなくうまくいくってこともあるんじゃないの?
そんな見方ができる場合もあります。
だけど、そもそも「自分にとっての成功とは何か?」が具体的にイメージできていない人は、目の前にチャンスが転がってきても気がつかなかったり、自分に必要ないと思ってしまって、いわゆる「チャンスを逃す」状態になってしまうのです。
自分の強み、自分では以外と気づかないもの
先日、とある飲み会で、「ビジネスプロデュース」の話になりました。
どんなにいい素材や材料があっても、どんなにいい腕や技術があっても、それで売れるというものではありません。ビジネスとして成り立つかどうかは、「あなたの商品を買いたいというお客さまがいらっしゃるかどうか」に尽きるのです、というのがわたしの持論なんですが、
話の流れから、「どんなお客さまがどんなものを買いたいと思うものか」「どんな人がどんなお客さまを対象として考えたらいいか」といったことを、わたしがいくつか例をあげて話しました。
会社員時代から、自分が先頭にたってあれこれやるよりも、人の良さを引き出して輝かせてあげたい、力を発揮させてあげたいと思っていたこと、その想いが今の仕事にも活きていること等を話し、締めとして「こういうことって、まあ、人を見てたら誰でも思いつくじゃん」と言ったら、その場にいらっしゃった方から「そんなこと、普通は思いつきませんよ」と言われました。
なるほど……。
「自分にとっては苦もなくできて、他の人にはなかなかできないこと」これこそ、本当の自分の強みです。そして、それは自分ではなかなか気づかないものなのです。
と言うことを、普段人に伝える立場のわたしですが、本当に自分のことは自分では気づかないものです。
意識せず発した自分の言葉から、自分自身の強みについて改めて気づかされました。
成功のチャンスを逃さないために
自分の強みには、自分で気づかないもの。
と言うか、気づけないものです。
人から褒められたり、評価されたりしたことがあっても、つい「そんな、普通のことなのに」とか「お世辞じゃないの?」とか、斜めに見てしまって、素直に受け取ることができないことって、ありませんか?
これって、すごく損なんですよね。
自分の強みに自分で気づくことで、自分の本来持っている能力を活かしきることができるものです。
ただ、それは自分一人ではとても難しいことです。客観的に、あなたの強みを評価して、活かす方法を見つけること、これは、人の力を借りるべきですね。