あなたの中にも、ビジネスにつながる種は必ずあります。
どなたの中にも、あります。
ただ「自分の中にビジネスにつながる種を持っている」と自覚できている方でも、それが「お客さま視点」になっているかと言えば、話は別です。
お客さま視点とは「お客さまとして欲しいと思うかどうか?」と、ビジネスを捉えることができる視点です。
成功するのは、諦めグセのない人
市場が欲しているのに、ありそうで、なかったものを
これは、勝間和代さんの「有名人になる」ということという著作の中での一文です。
「有名人になる」ということでは、「有名人になるための5つのステップ」のステップ1は、自分の商品性を把握し、顧客やパートナー、競争相手を特定するとなっているのですが、本文の冒頭の言葉です。
ありそうでなかったものが世に出れば、売れる。
考えてみれば、当たり前のことですが、なかなか深い言葉です。
わたしたちは、まだ世の中に存在しないものに対して「どのくらい需要があるのか」などといったことを、なかなかイメージできないからです。
不便だけど仕方がない。
みんな、我慢しているんだから。
このように、諦めグセのついている人にとっては、新しいビジネスを創造するというのは難しいのかもしれません。
ただ、
もっと便利にならないのかな
こういうものがあればいいのに
わたしが欲しいんだから、他にも欲しい人がいるだろう
こんな思考クセがついている人にとっては、ビジネスアイディア創造をするのは、さほど難しいことではありません。
現時点で、自分にできるかできないかは、さほど関係ありません。
なぜなら、あなた一人で何もかもやる必要はないからです。あなたのアイディアをカタチにして、世に送り出してくれる仲間は、その気になればいくらでもできるからです。
成功する人とは諦めの悪い人。
成功する人とは成功するまでチャレンジし続けることができる人。
よく言われる言葉ですね。
とにかく、絞る!
ありそうでなかったもので、市場が欲しているものを見つけたら、次のステップとして、それを自分がどのように提供できるかを考えます。
ここで大切なことは、自分が提供するものを絞り込むことです。
どのように絞り込むのか? 対象となるマーケットと自分の強みを絞り込むのです。
マーケットを絞り込むというのは、ざっくり言うと「対象となるお客さまを絞り込む」ということです。つまり、たった一人の理想のお客さまを決めるということですね。
また、自分の強みを絞り込むというのは、自分の商品性、自分の才能のうち、市場が欲しているのに、ありそうで、なかったものは何かということを考えるということです。
自分がどんなにいいと思っているものでも、どんなに得意なことでも、市場が欲していないのであれば、ビジネスとして世に出す意味はありません。
厳しいようですが……。何年も続いてきたビジネスでも、時代の変化とともに変わるものです。
自分の商品性を見出して磨きあげるのは、自分自身というより、お客さま。なのかもしれませんね。
自分を客観視できてますか?
自分の中にあるビジネスにつながる種(わたしはリソースと呼んでいます。)は、誰の中にでもあるものです。
今まで生きてきて見聞きしたこと、様々経験を積んできたこと、あなたと同じ経験をしてきた人は二人とはいないからです。
ただ、自分の中にあるリソースに気付いていない人がほとんどです。また、自分で「これがリソースだ」と思い込んでいる方をお客さま視点から見させていただく「ちょっと違うのでは」と感じることもあります。
何かをやりたい気持ちはとても大切なのですが、それをビジネスにつなげるのであれば、絶対必要なのが「お客さま視点」です。
自分がどう思うかではなく、お客さまにどう感じてほしいのか。
自分を客観的に見る視点、本当に大切です。