世の中の常識、疑った方がいいこともあります。
常識をひっくり返したところにビジネスチャンスがあるとも言います。
そんなこと、誰も気づかなかった。試してみようともしなかった。
そんな「逆転の発想」から、新しいビジネスが生まれたりするものです。
摩訶不思議!?科学的調理法
誰もが常識だと思っていたコトをひっくり返して見せたことで、全く新しいビジネスを起こした方がいらっしゃいます。
料理科学研究家の水島弘史さんという方をご存知でしょうか?
火については強火を使わない
塩については0.8%濃度にする
包丁は研がず斜めに切る
といった「科学的調理理論」に基づいた料理法を提唱していらっしゃいます。
水島弘史さん、テレビでもちょいちょいお見かけします。
水島シェフの理論は、今までの料理の常識をことごとく打ち破っています。
例えば、野菜の炒め物と言えば
「フライパンを熱して、油をひいて、火の通りにくい物から強火で炒める。」
のが常識ではありませんでしたか?
でも、彼の科学的調理法では
「フライパンに材料を全部入れて、油を回しかけて先に和える。フライパンを弱火でじっくり熱して2分おきにゆすって、火を通す。」
これが正解なんだそうです。
「え~!?」と思ってしまいますが…。
野菜は色鮮やか、歯ごたえシャキシャキ、時間が経っても水っぽくなることがなく、
おいしいそうです!
水島シェフの調理法は「家庭で美味しい料理をつくるには」という点に絞って、
家庭の火力という環境で、最高においしい調理法は何か?
素材が一番おいしくなる調理法は何か?
を科学的に研究した結果、編み出されたものです。(あくまでも家庭で、というところがミソです。 念のため。)
数字で具体的に表現されているので、理屈で明快に説明できています。だから、納得できるんですね。
ちなみに、水島シェフ、麻布十番で料理教室をやっていらっしゃいますが、現在は改装中でお休みです。6月21日から、7月・8月分の予約の受付が始まります。きっとすぐ満席になってしまうんでしょうね。(行ってみたいな~!)
常識って、何だ?
業界の当たり前と言われていることをひっくり返すと、ネタが出てきます。
常識をひっくり返したところに、ビジネスチャンスがあります。
世の中には、常識をひっくり返して成功した例は結構あります。
料理の世界にも、よく知られている例がありますよ。
例えば、「イタリアンレストラン=椅子に座って食べる」の常識をひっくり返した立ち食い式のイタリアンレストランと言えば…ご存知「俺のイタリアン(俺の株式会社)」ですよね!
常識をひっくり返すことによって、常識的な商品・サービスに満足できないお客さまの心をつかむことができるんですね。
世の中の常識をひっくり返してビジネスを考えると 言われても、なかなかピンときませんか?
そもそも、常識って何でしょうか?
考えてみましょう。