同業他社が多くて、埋もれてしまっている。
サイトやブログで、ヨソとどこが違うのか、アピールできていない。
それ以前に、ライバルとどうやって差別化したらいいのか、自分ではわからない。
そんな悩みをお持ちのあなた、なんとか差別化しようと苦労なさっていますよね。肩書きやキャッチフレーズを考えたり、サイトデザインや使う写真にこだわったり。
でも、ちょっと待ってください。ライバルとの差別化ができれば集客できるのでしょうか?
お客さま視点のアドバイスをもらうためのコツ
ビジネスの悩み、人に相談すると、様々なアドバイスをいただくことができます。
「お客さま視点」からのアドバイスは、真摯に受け止めて、すぐやってみることですよね。
でも、ちょっとご用心ください。
あなたは、ご自分がどんなお客さまのどんなお悩みを解決したいと思っているのか、どのようにお役に立ちたいのか、はっきり言葉でご説明できますか?
自分の理想のお客さまがどういう人かを相談相手にきちんと説明しないまま、どうやればうまくいのかを聞いても仕方ないのです。
なぜなら、お客さまの属性によって、情報を集めるチャネルは違うし、響く言葉、セールスポイントも違うからです。
いわゆる「たった一人の理想のお客さまは誰なのか」「どんな人に一番自分の情報を伝えたいのか」をきちんと踏まえた上で、相談してくださいね。
ここをしっかり押さえておかないと、ピント外れのアドバイスをもらう羽目になりかねません。
一生懸命に頑張っても成果が出ないという悲劇は避けたいですよね。
差別化に潜む落とし穴3つ
以上を踏まえて、ライバルとの差別化を考える上で、気をつけるポイントを3つお伝えします。
1.あなたがライバルとの差別化を意識しているように、ライバルもあなたとの差別化を意識しています。
あなたと同じことをライバルも考えているとしたら、いつかお互いのサービスは似通ってきてしまう可能性があります。意識しすぎることで似てしまう、同じフィールドでしのぎを削る大手企業の多くが陥ってしまっていますよね。
2.自分にとっての理想のお客さまの問題解決と、理想のお客さまに情報を伝える手段だけを考えてください。
自分にとって理想ではないお客さまのことを考える必要はありません。理想のお客さまの問題解決と情報を伝える手段だけを考えて、その情報が確実に理想のお客さまに伝われば、あなたにとっての理想のお客さまは、ライバルを選ぶ理由がなくなるのです。
3.お客さまは「知らない」から、目についた情報から判断してしまうのです。
まずは、あなたの情報をいかに早くお客さまに伝えるかを考える必要があります。お客さまはあなたのことを知らないので、あなたが「セールスポイント」だと考えているフレーズには反応しない可能性もあります。お客さまに「刺さる」フレーズは、あなたが普段使っていない言葉にあるかもしれません。
ライバルに対して、意識すべきことは……。
ライバルの存在が気になって、どうやって差別化したらいいかと気になって仕方ないかもしれませんが、
本当に意識すべきは、自分にとっての理想のお客さまです。
今のあなたの姿は、自分にとっての理想のお客さまにとって、自分が一番輝いて見えるように、徹底的に意識して、自分を磨き上げた結果だったはずです。
ライバルがどうやってお客さまを集めているのかについては気にする必要があります。特に、属性が同じお客さまを集めているのならば、集客方法については研究の余地があります。
ただ、一見ライバルと見えるところに集まっているお客さまと、あなたの理想のお客さまが違うのなら、ライバルがどんな商品を売っているのかは気にしなくていいのです。
マーケットが異なるのであれば、そもそも勝負や競争の対象になり得ません。
まず、あなたの提案する商品・サービスを磨き上げて、ライバルが決して真似できないものに「見せる」工夫が必要です。
そうすれば、ライバルのところにあなたの理想のお客さまが行くはずないじゃありませんか!!