あなたがもしビジネスのことで何かお悩みなのであれば、業界内の人にアドバイスを求めても、期待した答えは得られないかもしれません。
「うまくいかないよね」と、傷を舐め合う、励ましあう、なんて論外! 本当に成功したかったら、情報を得る先を変えてください。
あなたの業界のことなど全く知らない、いわば業界素人の方でお客さま目線を持っている人からの「客観的なアドバイス」こそが、必要です。
業界目線ではなく、素人目線から作られたビジネスの方が受けるものです。なぜなら、お客さまは、みなさん素人さんなんですから。
今のわたしのニーズを満たすiPhoneアプリ
最近、とてもお気に入りのiPhoneアプリがあります。
なんと、コンサートやライブ情報の共有サイトLive Fansに登録されているセットリスト情報に合わせて、端末内に保存された楽曲をセットリスト順に再生できるというアプリです。
そして「ドーム/アリーナ」「スタジアム」「コンサートホール」「ライブハウス」と、雰囲気に合わせたエフェクトをかけることができるのです。お客さんの歓声まで入って聞こえるので、行った気分満点!です。
端末内の保存楽曲を使ってこんなことまでできるなんて……!! カラオケアプリは使ったことがあったのですが、ホントに便利な時代になったものですね。
行きたかったライブの抽選に外れ、失意の日々を過ごしているわたし、ライブDVDが発売されるまでの日々をコレでしのいでいこうと思います。(笑)
音楽については、全く素人で門外漢のわたしですが、ファンになったからには、できるだけ楽しみたい!! なのに、ライブ行きたいのに行けない……。そんな悶々としていたわたしを、Live Fansは思いっきり満たしてくれています。
受けている要素を分解すると……。
考えてみれば、写真の加工アプリは山ほどありますよね。エフェクトをかけたり、スタンプを押したり、文字を入れたり。
そして、カラオケアプリもたくさんありますよね。ボーカル消去、歌詞出しはもちろん、キー変更、エフェクト、etc.
画像にいろいろなエフェクトをかけることができるのだから、音楽にもエフェクトをかけられるのではないか。
端末に保存されている楽曲でカラオケができるのだから、ライブやコンサートのセットリストの通りに再生もできるのではないか。
Live Fansの開発者の方が、リアルにこのように考えられたのかどうかはわかりませんが、発想のステップとしてはおそらくこうだったのではないでしょうか?
1.ひとつの業界で常識(スタンダード)となっている技術やサービスを他の業界に応用する。
2.すでにあるデータを二次利用、三次利用して、新しい商品やサービスを創造する。
ビジネスとは、今あるものの「必要とされている要素」を分解して、いかに「お客さまに必要とされるカタチに組み立て直す」かが勝負だなと、つくづく思います。
常識は疑ってかかれ!!
常識にとらわれるって、コワイですね。
業界内での経験が長いと、どうしても自分の知っていることが全てになってしまいがちです。
でも、あなたのお客さまは、あなたの業界のことなのど何も知りません。「コレが常識」と言われても、むしろ感じるのは違和感だったりするのです。
新しいビジネスが世の中に受け入れられるのは、それが「ありそうでなかったもので、それを欲しがる人がたくさんいるから」ですよね。
つまり、
常識を打ち破って、お客さまのニーズを満たしてくれるものこそが、新しく受け入れられるのです。
あなたがもしビジネスのことで何かお悩みなのであれば、業界内の人にアドバイスを求めても、期待した答えは得られないかもしれません。
あなたの業界のことなど全く知らない、いわば業界素人の方でお客さま目線を持っている人からの「客観的なアドバイス」こそが、必要です。