ビジネスのお悩みをお持ちの方からご相談をお受けしていて、
実は時々とても困ることがあります。
理想のお客さま像を明確にしていくプロセスで、
理想のお客さまの「今(=まだ理想の姿になっていない)の姿」について
「この方、今、何か困っていることありませんか?」
と伺うのですが、
「特にないです。」 という答えが返ってくることがあるのです。
悩みのない人をお客さまにしてもダメですよ~!
おそらく… 。
「ない」というより「わからない」の方が正解かもしれませんね。
大変残念なことですが、
「お客さまの悩みがわからない」まま、
ビジネスを立ち上げても、
どんなにいい商品やサービスを提供しても、
お客さまはあなたを選んではくれません。
「こんなにいいものなのに…」と言っても、ムダです。
お客さまは、「いいものかもしれないけれど、欲しくないもの」にはお金を払わないからです。
子どものいない人に、学資保険をいくら勧めても買いませんよね。
結婚したばかりの人に、お見合いサービスを勧めても入りませんよね。
子どもがいない人に勧めるべきは、医療保険でしょうし、
結婚したばかりの人に勧めるべきは、パートナーシップの作り方や貯蓄に関するセミナーではないでしょうか?
どんな手段(商品・サービス)でお客さまの悩みを解決するのか?
が大切なのです。
つまり、
「悩み」そのものがわからないと、「手段も選べない」のです。
どんな家族構成なのか、どんな家に住んでいるのか、
といった情報に加えて、
どんな子ども時代を過ごしてきたのか、親との関係はどうか、
価値観、好きなもの、こだわり、人生観。etc
ここがわからないと、あなたの商品・サービスが、理想のお客さまの悩みを本当に解決できるものなのか、わからないのです。
「わからない」のでは、この先がちょっと難しくなるので、客観的なリサーチをすることが重要です。
例えばこんなリサーチ方法があります。
1.書店で、自分のビジネスのジャンルの本の「ランキング」を見る。
平積みになっている本の「タイトル」「帯」を見る。
雑誌の表紙の「特集記事」を見る。
2.インターネットで、悩み相談サイトを見る
「Yahoo知恵袋」「教えてGoo」等。
3.理想のお客さま像に近い人(年齢、職業、家族構成等)に、
直接聞いてみる。
理想のお客さまの解決すべき問題をリサーチするには、
いろいろな方法があります。
まずは、先に上げたやり方を試してみてください。
書店に行くのは、いいですね。
1週間に1回、書店に行くのを習慣づけると良いですよ。
本のタイトルを見ていくだけでも勉強になります。
自分が「おっ」と思ったタイトルがあれば、
それは「刺さった」ということです。
どこが気になったのか、考えてみてください!