メラビアンの法則、ご存知ですか?
とあるテレビ番組で、その威力を実体験しました。
毎週木曜日の深夜、とんでもない番組が始まったの、ご存知でしたか?
「人生をしくじった」過去のある人から、
経験に基づく「しくじり回避法」を学ぼうというコンセプトの番組です。
過去に単発の特番を3回やって、今回晴れてレギュラー放送が開始されたようです。
とは言え、放送枠は夜中の0:15〜。
いわゆる「新番組特番」的なもので特に紹介されていたワケでもなく、
バラエティ番組でゴリゴリ番宣をやっていたワケでもなく、
(まあ、やってたのかもしれませんけど、気がつきませんでした。)
まあ、そんな感じのスタートだったようですが……。
放送翌日、ネットニュースに次々配信される記事記事記事……!
オリエンタルラジオが「しくじり先生」でテングからの転落人生を告白
オリラジ、天狗状態からの転落人生を振り返る・・・「吉本初。ゴリゴリ押しのゴリ終わり」
ネタ探しの一環として、Yahoo!ニュースのチェックを欠かさないわたしはびっくり。
「なんだ〜、これは!?」
自虐にもほどがあるとは、このこと?
もう、気になって気になって、それから初回分の動画を探しました。
(ついでに特番のも探しました。笑)
いや〜、スゴいですよ。
番組がスゴいというより、オリラジのカミングアウトがスゴい!
ちなみに、オリエンタルラジオと言えば、
●慶應義塾大学卒の中田敦彦と明治大学卒の藤森慎吾からなる高学歴コンビ
●東京NSC10期生。在学中に、武勇伝ネタでM-1グランプリ準決勝に進出
●デビュー後わずか1年でテレビレギュラー出演、2年目に冠番組、レギュラー番組は最高5本
と、華々しく売り出したのにもかかわらず、
あっちゃんの言葉を借りると
「吉本初のゴリゴリ押しのゴリ終わり」
(=会社としても力を入れて売り出したのに、結果を残せなかった)
つまり、レギュラー番組はすべて終了の憂き目にあったそうです。
その後、チャラ男(@藤森)で再ブレイクするまで、数年のどん底期間があったとのことです。
才能もあり、華もあった彼らなのに、なぜこんなことになってしまったのか?
その答えは、ひとつ。
「天狗になったから」でした。
オリラジ(というか、あっちゃん)は断言します。
ずっとくすぶっていてやっと売れたという先輩はたくさんいるが、
天狗になった後、死にそうになって、再び復活したという人はいない。
だから、我々こそが「しくじり先生」にふさわしい。
あっちゃんは言います。
天狗には自覚症状はない。
本当の天狗は赤くない。(だから、わからない。)
天狗になっている時、自分が天狗だということに気づかないといいます。
特別扱いされているのに、それが当然だと思ってしまっている状況、
これが「天狗」の新しい定義だといいます。
あっちゃんは、熱く、かつての自分の「イタさ」を語ります。
お金がないという先輩に対して
「お金がないならATMに行けばいいじゃないですか」と悪気なく言う。
DVDの企画を出してきたベテランの放送作家に対して
「普通の笑い作りたいんじゃないんです、時代作りたいんすよ」と吠える。
(構想1年、映画1本分のお金をかけてDVDを作った。)
いやいや、彼らも年を重ねて、
当時の自分たちがいかに「痛い」かわかっているから言えるんでしょうけど。
よく、干されませんでしたね。(いえ、干されたんでしたね。)
今だからわかる、今だからこそ言える、「しくじり」の数々。
あっちゃんは、「熱」を持って、語り続けます。
さて、10月2日に放送された前編はここまで。
10月9日放送の後編については、コチラへどうぞ。