まずは、テストプロモーション。
それが成功したら、本格プロモーションに移ることができます。
戦略はさらにパワーアップします。
さて、お待ちかね(?)、EXILE VS 舞祭組のCD販売戦略について、
わたしのリサーチ結果をお伝えします。(笑)
しかしながら、わたしの趣味はジャニーズ寄りのため、
舞祭組側から見たリサーチに少々偏っていることをお許しください。m(__)m
舞祭組のプロデューサーは、ご存知SMAPの中居くんです。
ご存じない方のために、Kis-My-Ft2&中居くん(SMAP)
左から、横尾渉、千賀健永、玉森裕太、藤ヶ谷太輔、
中居くん、北山宏光、宮田俊哉、二階堂高嗣の面々。
中居くんは、今回、舞祭組が
「1位になるために」と「思い切ってふざけた(笑)」シングルを企画し、
彼らに「1位を穫れ」とハッパをかけ続けた張本人です。
ですが、リリースが近づくにつれて、舞祭組メンバーに
「1位穫れなければ罰ゲーム」「罰ゲーム待ってるぞ」
と、声かけをするようになり、
それに対してメンバーが突っ込むというのがお約束になっていました。
わたしは
「中居くん、1位穫れ穫れ言ってたのに、何でそんなネガティブなこと言うのかな?」
と不思議に思っていたのです。(我ながら…よく見てますね~。笑)
ちなみに、舞祭組の第1作「棚からぼたもち」も2位でしたが、
「罰ゲーム」などありませんでした。
特に「1位穫れ」というプレッシャーは掛けられていなかったようですし、
どちらかと言うと「2位、よくやった」という空気感のようでした。
とにかく、「棚からぼたもち」をリリースすることにより、
Kis-My-Ft2の後列4人を目立たせる
という目的は十分果たされたのです。
つまり、この時点(昨年12月末)では、
舞祭組はあくまでも「企画ユニット」のひとつ。
今後も継続してやっていけるかどうか、見えていなかったのでしょう。
ですが…。
その後、舞祭組は、企画ユニットの枠を越えて、走り出します。
CMに出て、レギュラー番組を持ち、スペシャル番組のゲストに呼ばれるようになります。
「Kis-My-Ft2の後列で目立っていない4人」が、単独で輝き出したのです。
つまり、テストプロモーションは成功したのです。
テストプロモーションとは、お試し企画のことです。
試食販売、無料オファー、期間限定商品、等等。
よくありますよね?
お客さまの反応を見て、「イケる!」となったら、本格プロモーションに移ります。
本格プロモーションの時点で、戦略をパワーアップさせると、
大きな成功をおさめることができます。
舞祭組の「棚からぼたもち」は、
Kis-My-Ft2のファン層拡大に向けたテストプロモーション。
この1作で消えてしまっても、また次の企画を考えればいいので、
大きなダメージはありません。
ところが…その後彼らは大活躍!
「これは…イケる!」となったのでしょう。
そんな思惑から、
今回の2作目のプロモーションが行われたのだと思います。
しかし、売上的にはEXILEにダブルスコアの差をつけられ、敗北。
彼ら曰く
「EXILEさんは、舞祭組のことなんか眼中になかったんだ、
俺らが勝手にライバル視してただけだったんだ(失笑)」
という状態になってしまいました。
なぜ、こんな結果になったのか?
これにも、ちゃんと思い当たる理由がありました。
強者の戦略と弱者の戦略の論理で考えることができます。
次回に続きます。