ライバルにどうしても勝ちたい場合、
マーケティング的に見た立場によって、
とるべき戦略は異なります。
とてもわかりやすい事例があったことに気がつきましたので、ご紹介しますね。
わたしが気がついた発端は、このYahoo!ニュースです。
EXILE、増員戦略でセールス倍増 総帥HIROの次なる一手とは?
わたしは、特に彼らのファンではないので、
申し訳ないことに「EXILEが増員した」ということを知らなかったのですが
「そうか、増員戦略が勝った理由なのか」と、ちょっと納得しました。
と言いますのも、こんなことを知っていたからです。
EXILEが新曲を発売した同じ週、
ジャニーズユニットの舞祭組も新曲を発売していました。
舞祭組は、Kis-My-Ft2の「後列4人」で結成されたユニットです。
12月にデビューした際のオリコン売上ランキングは2位。
「立派じゃん!」という評価もあったようなのですが、
プロデューサーであるSMAPの中居くんはこの結果に満足していませんでした。
「今回は、絶対に1位穫れ! 穫れなかったら、命懸けの罰ゲームをやってもらう!」
と厳命されていました。
彼らはプロモーション、キャンペーン、
一生懸命がんばっていましたが、
結果は、EXILEが1位、舞祭組は2位。
中居くんとの約束を守れなかったため、
舞祭組メンバーは、命がけの罰ゲームをするハメになりました。
ちょっと(かなり。笑)キスマイファンのわたし、
あんなにがんばってたのに、
どうして舞祭組は1位を穫れなかったのか?
彼らの行動の何が足りなかったのか?
その要因を自分なりに考えていた(超お節介。笑)ところに
このニュースが飛び込んできました。
「そうか、ライバル対策か」ということに気づいて、
改めてEXILEと舞祭組の戦略を比較してみました。
そしたら…。マーケティング的にいろいろ学ぶべき点が見えてきたというワケです。
さて、この2つの戦略、EXILEと舞祭組はどんなカタチで取り入れて、
戦ったのでしょうか?
次回に続きます。