誰かの陰に隠れていた経験があるこそ、今がある。
キャラが薄いからこそ、生まれるキャラもある。
まさに、体現している方が、いまブレイク中ですよね。
毎週日曜日の夜10:00、テレビ東京で放送中の「トーキョーライブ22時」ご存知でしょうか?
ジャニーズの各グループから1人ずつ選出された5人が週替わりでMCを担当している、「ゆったりまったり生放送」脱力系の番組です。
昨日の担当は、NEWSの小山慶一郎くん。
この番組で、毎回、彼は「本番中の生着替え」を担当しており(笑)、昨日もやらされていました。
小山くんと言えば、最近、めっきり「泣きキャラ」
彼の泣き顔がテレビで流れるたびに「小山くん、いい人!」「もらい泣きした!」と好感度がアップしています。
平日昼間は、「news every」でマジメなキュースキャスターをしている小山くん、いわゆる典型的な「しょうゆ顔」で、スーツが実に似合います。性格も見た目通りで、実にマジメらしいですね。本業のアイドルとしてダンスして歌っている方が、わたし的にはちょっと違和感を感じるくらいです。
そんな彼が、なぜに泣きキャラに??
視聴者に強烈な印象を残したのが、正月番組の「嵐旅館」。
ジャニーズ先輩グループのリーダー(TOKIO城島くん、V6坂本くん、嵐大野くん)と一緒に「リーダー友の会」という企画で登場し、先輩と一緒に撮った写真をもらって、ひとり号泣していたのです。
そして、極め付けは「櫻井有吉のアブナイ夜会」。
NEWSメンバーの加藤シゲアキくんと一緒に登場し、二人で酒を飲みながら、過去の辛い経験をつらつら語りながら、また号泣。(ちなみに加藤くんも号泣。)
小山くん、どうやらお酒が入ると、すぐ泣くらしいです。(笑)
泣く理由は、いずれも「グループ愛」
ホント、いい人ですね。
NEWSデビュー時、小山くんは20歳。グループ最年長でした。
既に明治大学の学生だった小山くんは、学業にも真摯に取り組み、模範卒業生として表彰されたほどでした。
しかし、当時のNEWSには、既にスターの輝きを放っていた山下智久くんがいたのです。
しかも、山下くんは小山くんと同じ明治大学の学生。
「NEWS=山P」「明治大学=山P」と、注目されるのはいつも山下くん。
どんなにがんばっても目立てない。いつも山Pの引き立て役。小山くんは、やりきれない想いを抱えていたこともあったのではないでしょうか。
しかし、いろいろあって、結成当初9人だったNEWSのメンバーは、今は4人。
山下くんが脱退した時、「NEWSが消滅してしまうのでは……。」と危機感を覚えた小山くんがリーダーに立候補して、現在に至っています。
「ボクは先頭を走るわけではないけれど、そういうリーダーがいたっていい。メンバーみんなが楽しく仕事できているのが一番嬉しい」というのが、彼のリーダー論。
決して「オレについてこい!」というタイプではなく、彼がいて、なんとなくグループがまとまる。そんなリーダー像を目指しているようですね。(ジャニーズのグループって、そういうのが多い気がします。)
「リーダーシップがある」というと、人前に立ってあれやこれやすることとか、周りを説得するとか、しっかりとした意見を持っているとか、そんなイメージがありますけど、小山くんの場合はどれも当てはまりません。
それでも自分でリーダーと言い切る、周りからも認められる、というのはどういうことなのでしょうか?
昨日の「トーキョーライブ」で彼が言ったひとことが答えのような気がします。
「NEWSのリーダーをやめたくなったことはありますか?」という質問に対して、
彼の答えは「あるわけありません。NEWS愛してますから。」
どうですか。
グループに対する愛、絶対的な信頼感。自分が守るという覚悟。
今まで本当にいろいろあって、数々の修羅場を乗り越えてきて今があるNEWS。
続けてきて良かった。これからも続けていきたいという強い想いが彼を支え、グループを支えています。
泣きキャラで目立ってしまっているというのは、彼の本意ではないかもしれませんが、思わず涙してしまうほどの彼の気持ちは十分伝わってきました。
どうしても手越くんのナルシスト&暴走キャラが目立ってしまっているNEWS、押さえ役として、小山くんの存在は絶対必要ですね!
次はどんな顔を見せてくれるでしょうか?