人見知りは立派な個性です。何の問題もないとわたしは断言します。
ブログ記事
人見知りは、キャラ的にセミナー講師に向いている!断言する理由
時間を浪費しない、人見知りキャラに学ぶ人付き合いのコツ
の続きです。
その理由を3つ、ご説明します。
その1
本来、人見知りというものは子供に見られる状態で、動物的な本能から親以外の他人へ懐かない行動を意味します。これは警戒心の表れなのです。つまり、もともと人間は、知らないもの、よくわからないものには恐怖を感じるものなのです。
この、人間の特性が強く働いている(=人見知りする子ども)は親以外の人に抱かれると泣きます。
親は「この子は人見知りだから」と、周囲の人に対してすまなく思う、罪悪感を感じるという気持ちが働き、「人見知りの子ども→人に迷惑をかける」という連想が働いてしまって、人見知りに悪いイメージがついてしまっているのです。
しかし、この現代社会、人見知りしない子どもには、親以外の大人にホイホイついて行って何らかの事件に巻き込まれるという危険性は否定できません。
人見知りの子どもは、おそらくそんな事件に巻き込まれることはないでしょう。人見知りには、「状況判断をしっかりする」「慎重に考える」「安易に即断しない」という自分を守る力があるのです。
その2
社会生活を行う上で、特に組織の長やリーダーシップを発揮するような立場の人には、「社交性」が求められることが多いです。
なので、それが苦もなくできる「人懐っこい人」は、社会生活(特に大きな組織、会社、学校等に身を置く場合)を楽に送れるという利点があります。そのため「人見知り」ではなく、「人懐っこい」人が求められやすい状況が長く必要とされていたのです。
会社組織が社会を動かしてきた現代社会に特有の状況ですね。今後、この価値観は変わっていくのではないでしょうか。
その3
人見知りは個性の一つです。いい悪いではありません。
人見知りの人は、信頼のおける一部の人と深く付き合うという特性があります。これは、損得や利害ではなく、信頼感で結ばれた仲間と深く付き合いたいという、これからの時代、コミュニティでのつながりを求める現代人の求める価値観に合っています。
案外、これからの時代を動かしていくのは、人見知りの人が先天的に持っている「信頼で結ばれた絆を大切にする」という特性なのではないでしょうか。
自分のことを「人見知りだから◯◯できない」と、欠点のごとく話すのは、もうやめませんか?
「控えめ」→奥ゆかしい、上品
「社交的でない」→大切な人との深い付き合いを大切にする
「初対面の人と話せない」→信頼できる人から紹介された人と、一緒に関係性を深めていきたい
人見知りの特性を活かして、信頼の絆で結ばれた仲間を増やしていく、どうでしょうか?
「こんなことを言ったら、相手はどう思うだろうか?」
「こんなこを言ったら、変に思われないかな」
とことん、相手目線に立って考えて行動できる人見知りの人の特性こそ、「お客さまの立場に立って」考えて行動することが求められている全ての人に必要です。
お客さまの立場に立つ。この難題を軽くクリアできるのが、実は「人見知り」なんですね。
しっかりと思考して、確実な一手を出す。行動に無駄がない。
自分の行動の結果を分析して、うまくいかなかった場合は、必ず次の対策を立てる。なぜなら、失敗したくないから。
成果の上がることに意識をフォーカスして、確実に行動する。
やみくもに汗を流して、努力した量を自画自賛するよりも、成果を出すためにきちんと考えて効率よく行動、めざしたいですよね。
社交的な人は多くの人を楽しませることができます。人見知りの人はできないのでしょうか?
そんなことはありません。
例えば、人見知り芸能人として有名な、こちらの方々、
能年玲奈
堀北真希
有吉弘行
若林正恭(オードリー)
みんな、わたしたちを楽しませてくれています。
お客さまを楽しませるために、自分に何ができるのかをしっかり考えた上で、表現しているのです。
たまたま、向いていない場で向いていないことをやれと言われてうまくできないことがあるだけです。(能年玲奈ちゃんの映画舞台挨拶等、ですね。)そんなこと、誰にだってありますよね。
人見知りの人の中には、関係性の深くない人に素の自分を見られるのが嫌なだけで、表面的な自分を見せる、ある意味演技してみせることは普通にできるという人も多いのです。
だったら、苦痛な人に合わせる状況をできるだけ減らして、自分のペースに人を合わせてもらうことのできる「仕切り屋」「一匹狼」になってしまうというのも手ではないでしょうか。
逆説的ではありますが、アーティストや司会者として活躍している人等、これを仕事としてやっている人、案外多いのですよ。
だから、人見知りのあなたには、実は、大勢の人に対してコミュニケーションをとるような仕事が向いているかもしれないのです。
人はひとりでは生きていけません。必ず、いろいろな形で人と関わることで生きていきます。
人とのコミュニケーションを深めるのには、自分に合った方法があります。
会社や組織で働く人に求められるコミュニケーションスタイルと、ひとりビジネスを行う上で必要なコミュニケーションスタイルは同じではないのです。
自分の強みを活かせる、自分のお客さまとの関係性を深めることができるコミュニケーションスタイルを知って身につければ、人見知りなんて全然怖くない〜!
むしろ、神様が授けてくれたあなただけの強みになりますよ。