自分の商品の良さをどうやって伝えたらいいのか?
刺さるキャッチコピーについて、あなたも「ああでもない、こうでもないと」考えていらっしゃるでしょうか。
センセーショナルな文言で不安を煽って売るスタイルはもう終わりです。
これからは、来てほしいお客さまに向けて、愛と想いがこもった言葉で伝えれば、きっと売れるものです。
なぜなら、お客さまがそういうスタイルでモノを買うことを望んでいるのですから。
着物を楽しむ!目からウロコの新ビジネス!
参加させていただいているビジネスに関する勉強会にて。
日本初「オンライン着物スクール」を立ち上げていらっしゃる、ゆにさんという方がいらっしゃいました。
聞くと、元々、着物に興味があったわけでは全くなかったのに、とあるきっかけで着物にハマり、この楽しさを多くの人に伝えたい!と、ビジネスを始めたとのこと。(ゆにさん主宰の「唯一無二オンライン着物スクール」紹介ページはコチラ)
こう見えて、わたし、結構着物には興味アリです。
なにしろ、浴衣は自分で着られます!(胸張って言うほどのことでもないかも。笑)
でも、普通の着物は自分では着られません。成人式も友達の結婚式も、今まで着物で出席する機会はすべて専門の着付けの方にお願いしました。
ゆにさんのお話を聞いて、わたしも少し想像して自問自答してみました。
問:普通の着物を自分で着ることができたら、何をしてみたい?
答1:歌舞伎座に行きたい!!
答2:浅草に行きたい!
答3:神楽坂を歩いてみたい!
答4:一流料亭に行ってみたい!
答5:着物パーティーに行ってみたい!
おお、着物でやってみたいこと、結構ありました!
着物は、成人式や結婚式といった「式」専用の衣装ではないんですね。日本人が培ってきた衣文化そのものです。
ゆにさんの活動を知ったことで、わたしの夢も少し広がりました。
お客さまの絞り込みと差別化ポイント
ゆにさんの活動は、お客さま像をはっきり絞り込んでいます。
それは「着物に興味はあるけれど、ひとりではどうしたらいいのかわからない人」そして「礼装としての着物ではなく普段着として着物を楽しんでみたい人」です。
ここに、いわゆる着付け教室との差別化ポイントがあります。
着物(呉服)の小売市場規模は3,000億円程度だとか。小売は年々縮小傾向にあるのですが、レンタル着物専業企業は確実に伸びているようです。また、呉服店がフロントビジネスとして低価格で着付け教室を主催するのはもう当たり前になってきています。
低価格の秘密は、着付けができるようになった暁には、高額な着物を買ってもらう前提だったりしますよね。最初は浴衣からスタートしても、上級コースに振り袖や訪問着の着付けを学ぶというカリキュラムがあって、呉服店が主催している以上、それは想定されているゴールです。
でも、ゆにさんが提供しているコンテンツは「普段着としての着物」「ファッションとしての着物」の楽しみ方に絞っているので、礼装としての着物の着付けはカリキュラムに入っていません。
「友達の結婚式に着物を着たい」という方は、メインのお客さまとして想定していないということですね。
ゆにさん、着物業界にマーケティング3.0の風を吹き込んでくれています!
お客さまは、自分が何がほしいのか、気づいていない!
ゆにさん自身の経験と気づきから生まれた「オンライン着物スクール」
果たして、このようなスクールで着物について学びたいと思っていた人はいたのでしょうか? おそらく……。着付けを学びたいと思っていた人は、そんな風に学べるなんて考えたこともなかったのではないでしょうか。
そして、ゆにさんが見せてくれるゴールイメージは、着物を生活を楽しむためのツールとして捉えることで、人生を激変させる可能性を秘めています。
お客さまは、ほしいものを買い、ほしくないものは買わないものですが、
そもそも「自分が何のために何を欲しいと思っているのか?」を自覚していない場合が、結構多いものなのです。
お客さま自身も気づいていない「楽しさ」を伝えて、「新しい発見」をしていただけるような情報を伝えていく、これこそ、新しいビジネスを起こす起業家の使命ですよね。
これからは、愛と想いを伝える時代
写真出典はコチラ
勉強会で聞いた言葉で、ちょっと印象的なフレーズがありました。
センセーショナルな文言で不安を煽って売るスタイルはもう終わり。
これからは、来てほしいお客さまに向けて、愛と想いがこもった言葉で伝えれば、きっと売れる。
コレ、きっと真理ですよね。