- 自分の姿を見せたいイメージ通りにお客さまに見ていただけるように「見た目をブランディング」していくこと、結構重要な問題なんですよ。
あなたは、取り組んでいらっしゃいますか?
「ファッションを語るなんて、無理!」そう思った理由
わたしは4年前に会社を辞めるまで、ず〜っと同じ会社で、ず〜っとファッションに関わる仕事をしてきました。
ですが、わたしは自分のことをセンスがあるとか、ファッションを語れるとか、思ったことがありません。
なぜなら、わたしがいたのはファッションを扱う会社です。わたしよりもセンスがあって、ファッションに関する知識も感度もある人は、わたしの周りにたくさんいたからです。
わたしが会社員として働いていた25年の社歴の半分は現場で店長〜営業マネージャーとして、全国各地を回り、残りの半分の社歴は、本社勤務で様々な職種を経験してきました。
ですが、会社を辞めた時、ファッションに関することを仕事にするなんてこと、1ミリも考えませんでした。「世の中には、自分よりもファッションを語れる人が一杯いる。自分には無理」と、封印しました。
ですが……。世の中は、わからないものです。
ご縁をいただき、アパレルショップのコンサルティングのお仕事をするようになりました。自然に、ファッション商品の接客や売場づくりに関わることになりました。
また、Facebook等で発信しているわたしの普段の服装を見た友人から「コーディネートを教えてほしい」と言われるようになりました。
封印したはずの過去は、わたしにとって大切な財産だったのです。
お客さまは「見た目」で感じ、「見た目」で選ぶ。
今、わたしが主業としている「ブランディング」に関して言うと、やはりファッションを始めとする外見に関することは大切な要件のひとつです。
わたしの考える「外見のブランディング」の基本は、見せたい自分のイメージを服装や持ち物等で表現して、「人から見た目のイメージ」と「自分の見せたいイメージ」を一致させることです。
「人は見た目が9割」と言われますよね。「百聞は一見に如かず」です。
ところが、仕事上、もしあなたが「先生」という立場だったり、「経営者」として多くの部下を率いる立場だったりすると、ファッションや持ち物について、周りの人からあれこれ言われることは少ないものですよね。
本当はどう見られているのか……。気になりませんか?
ブランド品を身につけていれば間違いない、の落とし穴。
自分の姿を見せたいイメージ通りにお客さまに見ていただけるように「見た目をブランディング」していくこと、結構重要な問題なんですよ。
ところが、世の中には「人間中身だ!」と、見た目に無頓着な方がいらっしゃいます。
また、ブランド品を身につけているのに、ブランドの選び方がちぐはぐで、かえって印象を落としてしまっている方もいらっしゃいます。
極端な例ですけど……。
例えば、ヴィトンのバッグを持ち、フェラガモの靴を履いて、モンクレールのダウンを着ているとか。(なんか変)
例えば、エルメスのバッグを持ち、バーバリーのコートを着て、アグのブーツを履いているとか。(もっと変)
わたしは、声を大にして言いたいです。
せっかくのブランドをつぶし合うのは、もったいな〜〜〜〜〜い!
この問題に気づいていない方、本当に多いです。でも、気づけないのも、やむを得なかったりするんですよね。
さて、その理由とは? 次回更新に続きます。