起業家が提供できる価値は、価格ありきではありません。
まだ、世の中に存在しなくて、
お客さまが欲しかったものを作り出しましょう。
独立して、起業家としてシゴトをしようと思う人が、
最初につきあたる壁は、
わたしの商品・サービス、いったいいくらで売れるの?
ということです。
モノが売れる・売れないは、需要と供給で決まります。
お客さまが「欲しい」「買ってもいい」と思う価格で売られているモノが売れます。
品質がいい、こだわりがある、というのは、完全に売り手の論理です。
「自分が好きなものを作って売ろう」ではダメなのです。
いかに
「お客さまが欲しい」と思うものを見つけるか、
「お客さまが欲しくなる」ように商品化するか、
「欲しいお客さまがいるところ」で露出させるか。
これがポイントです。
だから、まずお客さまが「欲しいか、欲しくないか」が先で、価格はその後です。
「いくらで売れるか?」ではなく
「いくらだったら欲しいと思うのか?」
とお客さま目線で考えることが大切ですね。
必ずしも、安ければお客さまが殺到して売れる!というものではありません。
むしろ、そういう商品を、わざわざ取り扱うのは、
起業家には向いていないでしょう。
だって、安い商品を数売る…というのが得意な大企業がいくらでもあるのですから。
起業家が提供できる価値は、もっと他のところにあるはずです。
成功をめざすのであれば、
世の中に存在しなくて、お客さまが欲しかったものを作り出しましょう。
そういう商品は、言い値で売れるのです。
そんなビジネスのネタは、案外、常識をひっくり返したところにあったりしますよ。