成功した時のリアルイメージを持ってもらえるように、
提案方法を工夫すること、本当に大切です。
わたしは、25年間、会社員をしていました。
それこそ、いろいろな部署で様々な仕事をしてきましたが、
中でも好きだったシゴトがあります。
それは…イベントの企画です。
かつて、販促関係を担当していた時期、
会社のイベントで、集客及び販促を担当することになりました。
わたしの会社はファッションの専門店チェーンでしたが、
そのイベントと言うのは、店舗とは別に会場を借りて、数日間催事をするというもの。
毎年1回、正月明けの恒例行事だったのですが、
ある時、秋にも臨時で、しかも毎年使っている会場ではない、
初めての会場でやることになりました。
大規模イベントは、会場関係の手配業務が結構大変なのですが、
新しい会場だと、今までのノウハウが使えないことも多く、
イチから企画を立てることになりました。
で、その役目がわたしに回ってきました。
わたしはその年、初めて販促担当になったので、
前はどうだったこうだったという知識・ノウハウの蓄積は一切ありませんでした。
ですから、まず会場の下見に行って、
「こうしたらいいかな」と素直に思いついたことをカタチにしていきました。
ここで…今でも我ながらよく思いついたと思うのは…
自分なりに考えた案をわかりやすく伝えるために
文字通り「カタチ」にしたんですよ。
どういうことかと言いますと…
会社に余っていたダンボールとコピー用紙で、
会場の立体模型を作ったのです。
で、その立体模型を見せながら、販促プランを説明しました。
ミニチュアやジオラマが好きな方はお分かりかと思いますが、
上から眺めるのではなく、横から見ると、結構リアルに見えますよね。
この立体模型が見せるリアルイメージは効果抜群で、
わたしの提案した販促プランを評価していただけました。
この話を思い出しつつ、気がついたことがあります。
新しい企画や提案が理解されない時、
得てして
「わかってくれない」
「理解しようとしてくれない」
と相手に責任を求めたくなりませんか?
でも…ちょっと待ってください。
あなたは
あなたの企画を、提案を理解してもらおうと、どれだけ手を尽くしましたか?
最初から否定的な意見を持っている人でなければ、大抵の場合、人は
「見ただけでは、わからない」
「聞いただけでは、わからない」
↓
「理解できない」
↓
「否定的意見」
になってしまうものなのです。
だって、失敗したら……!!と考えたら、怖いですから。
安全な方法を選びたいですよね。
だから、新しいことを提案する時は、
いかに成功した時のリアルイメージを持ってもらえるように、
提案方法を工夫するか、
コレが大切なんですね。
今、わたしは、起業家として成功するためには、
お客さま像の絞り込みが何よりも大切だということを
お伝えしたいと思っています。
しかし、なぜ、お客さまを絞り込むことが必要なのか、
どのようにすれば絞り込めるのかということまで
まだ、十分伝えきれていないとも思っています。
これから……。
お客さま像を絞り込むことによって、どのように成功できるのか?
そのリアルイメージをお見せしていきますね。
ご期待ください。